バビロン大富豪の教えの「黄金に愛される7つの道具」の「蓄えた金に働かせよ」について

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「バビロン大富豪の教え」という本がある。この本は、世界的ベストセラーで100年読み継がれるお金の名著として「バビロンいちの大金持ち(The Richest Man In Babyron)」を漫画化したものである。

この「バビロン大富豪の教え」という漫画のなかで、お金持ちになるためにどうすれば良いのか?という問いに対して、その回答として『黄金に愛される7つの道具』というものを用意している。

そして『黄金に愛される7つの道具』の回答とは、以下の通りである。

<黄金に愛される7つの道具>
1.収入の10分の1を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.蓄えた金に働かせよ
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそを最大の資本にせよ

「バビロン大富豪の教え」より引用

「バビロン大富豪の教え」を読んで、僕のちっぽけな社会経験から導き出した答えがある。それは、ほとんどの人が「3.蓄えた金に働かせよ」の知識がないためにお金持ちになるチャンスを棒に振っているということだ。

貯金するのが正解?

僕は、サラリーマンになって働き始めてからお金持ちになりたいという気持ちがより強くなった。その理由は、サラリーマンとして味わう「満員電車に乗りたくない」「好きな時に寝れない」「会社という小さな村の人間関係が面倒くさい」などを避けたかったからだ。

ありふれた下らない理由でも、お金持ちになりたいという動機にはなるものだ。そんなサラリーマンとして働き始めたころの気持ちを思い出しながら「バビロン大富豪の教え」を読んだとき、当時の自分には「3.蓄えた金に働かせよ」の知識が圧倒的に足りていない。サラリーマン生活から逃げ出して暮らすには「3.蓄えた金に働かせよ」の知識が最も重要なんだ、とふと思ってしまった。

そもそも、僕のお金に関する知識のほとんどは親から教わったものだけであった。そして、親のお金に関する教育は「一生懸命に働いて、無駄遣いせずに貯金しなさい」というものだけであった。

この親の考えについても、将来に失業することなく安定した給与をもらうことが出来るという保証があるのなら問題はないと思う。だが、残念なことだけども僕は働くということが面倒くさいと思ってしまう人間だし、安定した職につけるほどの能力もない。

もしかしたら僕の親は、将来の日本は激しいデフレになると予想して貯金しろと言っているのかも知れない。デフレ時は貯金が最強と言うが、僕の親がそこまで世の中のことを深く考えて言っているとも思えない。

株式投資の道へ

僕がサラリーマンと働き始めた数年間はお金持ちになりたいと思いながらも、親から言われた通り「一生懸命に働いて、無駄遣いせずに貯金しなさい」ということを実践していた。この時は、辛かったが貧乏ではないといった感じの毎日を過ごしてた。

だが、ある日僕はちょっと大きな病気を患った。無事仕事に復帰できるようにはなったのだが、親から言われた「一生懸命に働いて、無駄遣いせずに貯金しなさい」という考えのままでは、自分に何かあったときに対処できないのではと思ってしまった。それに、毎日仕事はつらいなと思いながら過ごす毎日にも心底嫌になっていた時期でもあった。

そんなこともあって、僕は働かなくても食っていけるようにするにはどうすれば良いのか?いろいろ悩んだ結果として、株式投資を始めるようになった。今考えると、僕にとって「バビロン大富豪の教え」の「3.蓄えた金に働かせよ」とうことを実践に移した記念すべき日だったのだと思う。

蓄株式投資で成功するためのルール

株式投資を始めて十数年が経ち、今では仕事を辞めて贅沢は出来ないけども株の配当金だけで食っていけるようになった。

株式投資で、こうした状態にもっていけたのも運が良かっただけなのかも知れない。それでも、株式投資を始めて十数年のキャリアから言わせてもらうとするならば、株式投資で成功することは決して難しくないということだ

僕が思うに株式投資で成功するためには、「良い会社をそれなりの株価で買う」というだけである。これを実践するだけで、株式投資で大成功を収めることが出来る。「良い会社をそれなりの株価で買う」ことが出来れば株の売却を考える必要はないし、配当金も増えていくので手元のキャッシュも潤ってくるからだ。

言うだけは簡単なことなのだが、案ずることはない。「良い会社」だと思って株を購入したのだが、その後で実は「凡庸な会社」であったということは株式投資の世界では多々ある。それでも、株式投資の良い所は「凡庸な会社でもそれなりの株価で買う」ということが出来ていれば、株式投資でそれなりの成功を収めることが出来るのだ。

なぜなら「凡庸な会社」であっても、株主のために配当金を出そうと頑張ってくれる。これによって「良い会社」ほどではないが、「凡庸な会社」であっても手元のキャッシュを確実に増やしてくれるからだ。

僕はサラリーマンとして働きながら、「良い会社をそれなりの株価で買う」「凡庸な会社をそれなりの株価で買う」ということを続けて数十社の株を持ち、それなりの配当金を得られるようになった。

「バビロン大富豪の教え」の「3.蓄えた金に働かせよ」を実践して、「定期的に金が入ってくる仕組み」を築くことが出来たという訳だ。そのおかけで、今では仕事を辞めて株の配当金でそれなりの生活を過ごせるようになった。

蓄えた金を働かせる

僕が勝手に思っているだけなのかも知れないが、普通の家庭で・普通の教育を受けた人の多くは「バビロン大富豪の教え」の「3.蓄えた金に働かせよ」の知識が足りてないと思っている。だが、「3.蓄えた金に働かせよ」以外の知識は十分に持っているとも思っている。

だからこそ、「蓄えた金に働かせる」という知識さえ得ることさえできれば、多くの人はお金の持ちになれると思っている。

僕は「蓄えた金に働かせよ」の知識として株式投資というものを選んだ。だが、世の中には株式投資以外にも「蓄えた金に働かせる」方法がある。もし、あなたが理由な何であれ「お金持ちになりたい」と思っているのなら、自分に合った「蓄えた金に働かせる」方法を見つければ良いと思う。

そんなことを言いながらも、僕自身は株式投資が「蓄えた金に働かせる」方法の最適解だと思っている。

普通のサラリーマンが株式投資でそれなりの成功を収めるには、どうしてもそれなりの時間がかかってしまうものだ。だがリスクをリターンを合わせて考えてみると、時間はかかってしまうという弱点はあるものの株式投資以上にオススメできるものを、まだ僕は見つけることが出来ていない。

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