ビットコインはバブル状態でリスクが高い、仮想通貨投資を始める前に読むべき本

仮想通貨の画像 仮想通貨

ビットコインなど仮想通貨への投資を始めようと思っているのだけど、どう思う?

ビットコインなど仮想通貨への投資はお勧めしないよ。

 

ビットコインはバブル状態だと僕は考えているよ。また歴史上、バブル期に投資した人の大半は破綻して身を亡ぼしているよ。

もしあなたが、ビットコインなど仮想通貨への投資を考えているのなら「ウォール街のランダム・ウォーカー」の「仮想通貨バブル」の章を読んで投資すべきかを考えて欲しい。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、仮想通貨への投資の危険性について言及している。仮想通貨に投資する前に必ず読むことをお勧めするよ。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」の内容については、以下の記事を参考にして欲しい。

仮想通貨とは

仮想通貨とは、以下の通りである。

仮想通貨(かそうつうか、英: virtual currency)は、一般的にはネットワーク上で電子的な決済の手段として広く流通しているが、法定通貨(法貨)との比較において強制通用力を持たない、または特定の国家による裏付けのないものをいう。

Wikipediaより

また、「ウォール街のランダム・ウォーカー」では仮想通貨の代表的なものとしてビットコインとそれを支える技術であるブロックチェーンについて以下のように説明している。本記事では、ビットコインの内容を中心に記載していく。

ビットコインは「サトシ・ナカモト」というペンネームを使う個人ないしは複数の人物によって、生み出されたとされる。ナカモト氏は2008年に発表された論文の中で、「ビットコインの目的は、純粋に個人間で流通する電子通貨を作り出すことにある」と書いている。

中略

ビットコイン・システムは、「ブロックチェーン」と呼ばれる信頼性の高い「公開帳簿」システムにもとづいて運営される。この帳簿上に、コード化されたパスワードによって保護される形で記帳すると、ピットコインの所有者が記録される。ブロックチェーンを通してその時点の所有者が認証され、流通している全ての過去におけるピットコインの取引履歴が記録される。

このシステムは世界中に独立して存在するコンピュータによって維持されており、その維持費と新しい売買を処理するのに要するコストは、「マイニング」と呼ばれるシステム構築のプロセスを通して、ビットコインで支払われる。現存の全てのコインはこのプロセスを通して生み出され、その上限が2100万単位と定められている。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」より

ビットコインは本物の通貨になりえるのか

ビットコインは、現時点では価格変動性が大きく本物の通貨の代わりにはならないよ。

仮想通貨の評価について「近未来の通貨のモデル」と言う人もいれば「最悪の詐欺スキーム」と言う人もいる。そして、オーソドックスな金融の専門家の大半は仮想通貨に対して懐疑的な立場をとっている。伝説的な投資家であるウォーレン・バフェットも懐疑的な立場をとっており、「仮想通貨は本物通貨ではなく、何の価値もない商品だ」という趣旨のコメントをしている。

「ウォーレン・バフェット」については、以下の記事を参考にして欲しい。

仮想通貨は、本当に本物の通貨の代わりになりえないのか?「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、その辺りについて以下のように検討している。

通貨の一般的な定義とビットコインの比較

仮想通貨が本物の通貨になりえるのかどうかを検討する前に、通貨とは一般的にどのように定義されているのだろうか。「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、以下の3つの機能が備わっていることで通貨が通貨であることを認められると定義している。

通貨に求められる第一の機能は、それが財貨やサービスの交換手段たり得ることにある。我々が通貨を貴ぶのは、それを用いて財貨やサービスを購入できるからである。お金を財布に入れて持ち歩くのは、それを使って空腹になればサンドイッチを買ったり、喉が渇けばドリンクを買ったりできるからにほかならない。

第二の機能は、それが価値を計算する時の信頼できる基準、あるいは尺度として使用できることにある。それが物の値段を表示したり、現在、あるいは将来の借金の金額を記録したりする基準になるかどうかだ。例えば、現在のニューヨーク・タイムズの値段は3ドルで、年利5%で住宅ローンを10万ドル借りると、毎年の利払いは5000ドルで、満期日の返済額は10万ドルになる、といった具合だ。

第三の機能は、それが価値の貯蔵手段になるということだ。財貨やサービスの売り手がその対価として通貨を受け取るのは、将来何か必要なものを買う時にそれが支払いに使えるからだ。もちろん株や債券なども価値の貯蔵手段として使えるが、貨幣はもっとも流動性の高い資産なのだ。このため、近い将来何かを購入したいと考えている時には、紙幣は全ての価値貯蔵手段の中で、もっとも好ましい。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」より

仮想通貨が本物の通貨になりうるには

仮想通貨が本物の通貨になりうるには、上記の3つの機能が備わっている必要がある。仮想通貨の代表格であるビットコインに関して言えば、最近ではビットコインで様々なものが購入できるようになった。ので、第一の機能(財貨やサービスの交換手段たり得ること)については満たしていると言えるだろう。

が、ビットコインは今のところ価格変動がとても大きい。1日でビットコインの値動きが30%以上変動することもある。この価格変動性が著しく大きいため、第二の機能(価値を計算する時の信頼できる基準、あるいは尺度として使用できる)、第三の機能(価値の貯蔵手段)を満たすことができない。

このことは「ウォール街のランダム・ウォーカー」でも指摘されている。

ビットコインが通貨として認められるには、通貨価値を安定的に保つ努力をしなければならないだろう。少なくとも、僕が使用している1万円札に関しては本当は紙切れくらいの価値しかないのかも知れないが、その価値を安定的に保つために国や日本銀行が様々な努力をしている。余談だが、僕はビットコインが本物の通貨として認めらるように金本位制(金(ゴールド)に裏付けらた価値を持たせる)などを用いたら良いのではと思っている。

ビットコインはバブルの状態なのか?

ビットコインについて、価格の上昇度合いで判断するとバブル状態と言えるよ。

ビットコインを使用した決済システムは、今までの決済システムと比較して革新的な決済システムだと言える。だが、この革新的な決済システムが素晴らしいことと、それを用いて取引される商品(ビットコイン)の価格形成が健全だとは限らない。

このことについて「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、インターネットバブル時のシスコ・システムズを例にして説明している。

1990年代にインターネット時代が到来したことは紛れもない事実だが、その背景ともいうべきスイッチやルーターの大手メーカーだったシスコ・システムズの株価が、インターネット・バブルの崩壊とともに90%も暴落したこともまた事実なのだ。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」より

現時点のビットコインの市場は、妥当な価格が付いてるのだろうか?それとも、投機バブルのように価値とかけ離れた価格が付いてるのだろうか?「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、投機バブルかどうか判断する基準として対象資産の価格の上昇率やそのスピードを挙げていた。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」によると、ビットコインの価格の上昇度合いはインターネットバブルや住宅バブルなど「ウォール街のランダム・ウォーカー」で紹介された過去のどのバブルよりも高いものになっていると指摘している。そして、価格の上昇率、価格変動幅の両方を考えると、仮想通貨バブルはこれまでのバブルとは比較にならないほどの史上最大規模のバブルと言って差し支えないだろうと結論付けている。

ビットコインバブルとその危険性について

ビットコインバブルはいつか弾けるかは誰にも分からない。

だが、「ウォール街のランダム・ウォーカー」では「投機バブルはかなりの期間持続するかもしれないが、やがて破綻して大部分の参加者は身を亡ぼす」という歴史の教訓は忘れるべきでないと忠告している。

ビットコインのメリットがデメリットに

ビットコインのメリットは、ビットコインでの取引時に政府や金融機関が介在しないことや取引コストの引き下げなどがある。だが、最大のメリットは取引時の匿名性にあるだろう。現在、その匿名性を利用して違法な取引の多くはビットコインを介して行われていることが多い。

政府がいつまでも違法取引に使われるビットコインに対して、何も処置を取らないと言い切ることは出来ない。もしかしたら、ビットコインが取引できる市場を閉鎖したり、ビットコインを使用したら逮捕するといったこともありうるだろう。

規制の少ないビットコイン市場

「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、ビットコインの危険性の1つとして市場での取引規制の少なさを指摘している。

2018年時点で、ビットコインの発行総数のおよそ50%は、50人以下の投資家の手に集中していると言われている。これらの大投資家はまた、共謀することによって市場価格を操作することも可能だろう。これらの大口保有者たちが、価格水準や投資戦略について意見交換すること自体は、違法とは考えらえていない。様々な規制でかんじからめになっている株式と異なり、ビットコインの世界は今のところほとんど規制がないのだ。

このため、ビットコイン市場は一般の投資にとってはとりわけ危険な市場と言えるだろう。ビットコインはいつ裏切られてもおかしくない投資対象と考えるべきだ。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」より

ビットコイン市場は、「ウォール街のランダム・ウォーカー」でも指摘しているようにバブル状態であると僕は判断している。ビットコインに投資している人の大半は、単純に値上がりが続くことを信じている人や、自分が買った値段より、より馬鹿な人が高い値段で買ってくれることを信じている人達だろう。

しかし、ビットコイン市場は特定少数の大口保有者が存在しており取引規制も非常に緩い。大口保有者達の投資戦略によっては、価格がコントロールされた状態で一般的な投資家は取引をしなければならないかも知れない。

また、ビットコインに投資している人のなかにはビットコインのブロックチェーンの技術に価値を感じて投資している人もいるだろう。しかし、革新的なアイデアとそれを支えるしっかりとした技術の裏付けがある商品(ビットコイン)でもその市場価格が正しいとは限らない。

その証拠にインターネットバブル時に、インターネット技術の屋台骨であるスイッチやルーターの大手メーカーだったシスコ・システムズの株価は90%も暴落した。今のところビットコインについては本物の通貨としての価値はない。もしかしたら、大口保有者達が値上がり益を確保しようと一斉に売りに出した場合、ビットコインの価格は90%以上暴落することもありうるだろう。

ビットコインへの投資をする前に

ビットコインなど仮想通貨に投資をする前に「ウォール街のランダム・ウォーカー」の「仮想通貨バブル」の章を読んで、どのようなリスクがあるのか知るべきだ。

もしあなたがビットコインに投資をしようと考えているなら、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の「仮想通貨バブル」の章を読んで欲しい。この箇所を読めば、ビットコインへ投資することのリスクの高さをこれでもかと知ることが出来るだろう。

バブル期に投資すれば、短期間で大金持ちになる可能性はある。ただし、最終的には大多数の参加者は破綻して身を滅ぼしている。この教訓を忘れないで欲しい。

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