「すばらしい企業をまずまずの価格で買う」ことが株式投資で成功する方法である

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世界一の株式投資家と名高いウォーレン・バフェット。彼が残した銘柄選びに関する数々の名言から、いろいろ学ぶことが多い。

今回も、ウォーレン・バフェットの銘柄選びに関する名言を紹介したい。

素晴らしい企業をまずまずの価格で買え

ウォーレン・バフェットの銘柄選びに関して、以下の名言を残している。

まずまずの企業をすばらしい価格で買うよりも、すばらしい企業をまずまずの価格で買うことのほうがはるかによいのです。

「ウォーレン・バフェット成功の名語録」より引用

すばらしい企業とは、地味なのかもしれないが一時的に持て囃される人気商品よりも定番商品を持っており、その定番商品が10年・20年・50年たってもみんなに愛され・欲しいと思っているものをつくっている企業だ。

こういった企業は、なかなか割安状態になることはない。そんな時に、僕はよく割安状態の普通の企業の株を購入してしまうことが多い。

だが、ウォーレン・バフェットは僕のような投資方法を切り捨てている。株式投資で成功するには、すばらしい企業をまずまずの価格で買うこと大事であると。

素晴らしい会社としてのコカ・コーラ社

ウォーレン・バフェットはすばらしい企業として、よくコカ・コーラを例に出している。

ウォーレン・バフェットは1988年、1989年、1994年の3回にわけてコカ・コーラ株を買い増ししている。購入したときのPERは、1988年では「12~16倍」・1989年では「13~24倍」・1994年では「20~27倍」だ。

1994年では、それほどPER的には割安状態でないのだが、それでもウォーレン・バフェットはコカ・コーラ株を購入している。そして、結果としてウォーレン・バフェットはコカ・コーラ株でS&P500に対して大きく勝ち越す結果を残している。

また、コカ・コーラ社は「配当貴族(25年以上連続して増配している)」銘柄であり、現在の年間配当額は1.64ドル。そして、ウォーレン・バフェットは同社を平均3.25ドルで取得している。

ウォーレン・バフェットが購入したコカ・コーラ株は、今では2年で元をとることのできる黄金の打出の小槌的な資産となっている。

平凡な企業を割安で買うより、素晴らしい企業をまずまずの価格で買う方が素晴らしい成績を残せることがある。株を購入するときに覚えておいて損はない言葉だ。

東映アニメーション(4816)

僕が株式投資してきたなかで「東映アニメーション」という銘柄がある。この銘柄の評価益は約20倍以上となっており、数少ない大きな評価益を叩き出している保有銘柄だ。

東映アニメーションの株価チャート

「東映アニメーション」は大手アニメーション制作会社であり、劇場・テレビ向けアニメ作品の企画・映像製作・放映権販売などを行っている会社だ。

僕は「東映アニメーション」の株を2012年ころにPER10倍で購入したのだが、今考えるとバフェットの言うようにすばらしい企業をまずまずの価格で買うことができたのではと思う。

だが残念なのが、2012年ころに一度購入しただけで追加に購入することをしなかった。

「東映アニメーション」を購入する代わりに、まずまずの企業をそれなり価格で購入したのだ。そのおかげで。資産の増加スピードが相当遅れることになった。

僕の株式投資人生での大きな反省点の1つである。

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