部下や子供のやる気・能力を伸ばすホメ方テクニック十カ条とは、「ドラゴン桜」のススメ

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前回、「ドラゴン桜」より「万里の長城の工法をヒントにした高い目標を諦めずに達成する方法」を紹介した。

今回は「部下や子供のやる気・能力を伸ばすホメ方テクニック十カ条」というものを紹介したい。

ホメ方テクニック十カ条

部下や子供の自己肯定感を高めて、やる気や能力を伸ばしたい。そのためにホメるという行為をしている人はたくさんいる。だが、何も考えずに単純にホメるという行為だけではその効果は得られない。それどころか部下や子供との信頼関係をなくすこともある。

そうならないためにはどうしたら良いのか?「ドラゴン桜」では「ホメ方テクニック十カ条」というものを紹介している。

ホメ方テクニック十カ条

1.具体的に褒める
2.抽象的に褒める
3.すぐ褒める
4.「これは」と思うことを、いつまでもしみじみと褒める
5.理由をつけて褒める
6.理由なしで褒める
7.誉め言葉のバリエーションを増やす
8.感謝の言葉も誉め言葉である
9.第三者も誉めていたと伝える
10.その子の思い入れの大きいことを褒める

「ドラゴン桜」9巻より引用

効果がなくなるホメ方とは

部下や子供のやる気・能力を伸ばそうとホメてみた。が、その結果として「相手が自分を操っている」と勘違いさせてしまい、やる気や能力を伸ばすところか信頼関係すら失うことになった。こういった話は、世の中にはたくさんある。

例えば、自分が会社の営業マンだったとしよう。成績が上がって上司にホメられたとする。最初は嬉しい気持ちになるだろう。しかし、そのうちに毎回「よくやった」と単純にホメられるだけでは、ホメられるという行為自体が重荷となってくる。

上司のホメ言葉が自分に「もっとやれ」と要求しているように感じてしまうからだ。またそれだけでなく、上司は自分のことを思ってホメているのでない、上司自身の利益のためにホメているのではとも感じてしまう。

そうなると、ホメるという行為が逆効果となってしまい上司と部下の信頼関係はなくなってしまう。

重要なキーワード「承認」と「確認」

ホメるときに重要なキーワードが2つ存在する。それは「承認」と「確認」だ。ここで言う「承認」は相手の存在を認めること、「確認」は相手のしたことを一緒に確かめることを指している。

この「承認」と「確認」をキーワードにして、上記のホメ方テクニック十カ条を使うことで部下や子供のやる気・能力を伸ばすホメ方が出来るようになる。

「承認」

「承認」の例としては以下のものがある。

「ドラゴン桜」では勉強の出来ない生徒たちに対して簡単なテストを実施して高得点を取らせるようにした。そして、高得点を取った生徒に対して徹底的にホメることで勉強意欲を高めることに成功した。だが、いつの間にかその効果は薄れて生徒たちの勉強意欲はさがっていくことになった。

その理由の1つは、先生のホメ方が悪かったからだ。先生は高得点を取った生徒たちに「すごい、やったじゃないか。やれば出来るじゃないか」とありふれた言葉を使ってホメていた。当初は生徒たちのやる気を引き出していたのだが、そのうちに「すごい」「やれば出来る」といった言葉は生徒にって聞き飽きたものになってしまった。そして「もっと他に言うことはないのだろうか」と、生徒の心は完全にシラけてしまいやる気を失った。

なぜ、先生はありふれた言葉で同じようなホメ方しか出来なかったのか?それは、テストのとき以外にホメるという行為をしていなかったからだ。先生たちは「勉強させようと思ってホメているだけ」、その心を生徒に見透かされてしまい勉強意欲の向上につなげることができなくなってしまった。

それを改善するために「ドラゴン桜」ではホメ方テクニック十カ条の「テクニック1.具体的に褒める」の行動をとっている。

その行動とは、早朝に生徒と校門で出会った際に「最近、遅刻せずに時間をしっかり守っているな。早起きしているといいことあるぞ、この調子でガンバレ」など、朝の挨拶でも紋切り型でなく一言付け加えて具体的にホメるといった行動だ。

とにかくどんな場面でも良いから相手の良い所を見つけ無条件にホメる。これを「ドラゴン桜」では「承認」と呼んでいる。

「確認」

ホメるときの重要なキーワード「確認」の例として、「アイメッセージ」というものがある。

「アイメッセージ」とは、相手の行為に対して、自分を主語にした文章で気持ちを伝えることだ。例えば、黒板を消してくれた生徒に対して「黒板消してくれたんだ、ありがとう」というよりも「黒板を消してくれたんだ、ありがとう。(僕が)すぐに授業ができて助かるよ」と伝えることだ。ホメる際に自分(アイ)の気持ちや感情を付け加えることで、そのホメ言葉がより相手の心に響くものとなる。

ホメるという行為は大切なことだが、相手に届かなければ意味はない。そのために、ホメるのと一緒に自分の気持ちを伝えることも肝心となる。

相手と自分で感情を共有すること、このことを「ドラゴン桜」では「確認」と呼んでいる。

効果のある正しいホメ方

ホメるときには無条件に「承認」して、共有して「確認」することが大事だ。そして、ホメ方テクニック十カ条と「承認」「確認」を付け合せることで部下や子供のやる気・能力を伸ばすホメ方が出来るようになるのだ。

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