絶対にお金を減らしたくないなら「国債」を買え、「はじめての人のための3000円投資生活」の感想

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前回の記事で、「はじめての人のための3000円投資生活」の本で紹介されている内容で「不動産投資」について記載した。

今回は、「絶対にお金を減らしたくない」という人はどのような商品を購入するべきなのかを書いてみたい。

個人向け国債を買え

投資に興味があっても、絶対にお金を減らしたくないという人はいるだろう。

そういう人はどのような商品を購入するべきなのか?「はじめての人のための3000円投資生活」では個人向け国債を購入することをオススメしている。

個人向け国債には、以下の3種類が存在している。

  • 固定金利型3年満期:購入時の金利が3年間固定される。
  • 固定金利型5年満期:購入時の金利が5年間固定される。
  • 変動金利型10年満期:金利が半年ごとに見直される。

この3種類の中で「はじめての人のための3000円投資生活」では、半年ごとに金利が見直される「変動金利型10年満期」の購入をオススメしている。

国債の魅力

国債の最大の魅力は「安全性の高さ」だ。日本政府が発行している債権のなので国が元本・利子を保証してくれている。

地方が発行している債権「地方債」は地方が破綻したら元本は保証されない、会社が発行している債権「社債」は会社が破産したら元本は保証されない。そう考えると国債の安全性の高さは突出しており、絶対にお金を減らしたなくない人には打って付けの商品だろう。

国債のデメリット

国債の魅力は「安全性の高さ」だ。だが、現時点で国債のデメリットは金利の低さだろう。「はじめての人のための3000円投資生活」でオススメされている「変動金利型10年満期」の金利は、2021/01/08時点で0.05%だ。

僕が今生きている目的に1つに、経済的自由を手に入れたいというものがある。僕が経済的自由を手に入れるために、金利が0.05%の商品を購入する。いくらお金が減らない安全性の高い商品だといっても、この金利の低さでは僕が生きている間に経済的自由を手にいれることは出来ないだろう。

なので、この金利水準ならば僕は国債に投資をすることないだろう。

それに僕が国債に投資をしない理由として、金利以外にもう1つある。それは、史上最大のミューチュアル・ファンドであるマゼラン・ファンドを運用した伝説の人物「ピーター・リンチ」の以下の言葉を信じているからだ。

リンチの著書である「ピーター・リンチの株で勝つ」には、株式投資の優位性として以下のことが書かれている。

1927年に次にあげる4種類の投資に1,000ドルずつ振り分けたとする。(一応税金は考慮せず)。60年後にフタを開けるとその違いは驚くほど大きくなる。

・国債 7,400ドル
・政府債 1万3,200ドル
・社債 1万7,600ドル
・普通株式 27万2,000ドル

暴落、不況、戦争、景気の一時的後退、10人の大統領、スカートの長さ、などの多くの変動にもかかわらず、株式投資は社債より15倍も儲かり、国債より30倍以上も儲かったことになるのである。

「ピーター・リンチの株で勝つ」より引用

長期間でみると株式投資は国債に比べては圧倒的に高いリターンを生み出している。株式投資に賭けることで、僕の生きる目的の1つである経済的自由を手に入れる可能性は飛躍的に向上するだろう。

人というものは、自分に都合の良い情報しか耳に入らないという。僕も、今はこの状態なのかも知れない。

経済的自由を手にしたいという夢が、凡人の僕を狂わしているのだろうか?行く末を案じてやまない。

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