40歳になる前に仕事を辞めたサラリーマンが、リタイア生活で後悔していること

後悔の画像 仕事

仕事を辞めて後悔していることって何があるの?

は、以下の事を後悔しているよ。

  • 将来稼げたであろうお金を失ったこと
  • 仕事から得られる満足感を失ったこと

僕は40歳になる前に仕事を辞めて、リタイア生活を過ごしている。サラリーマンとして働いていた頃に比べて、人間関係や時間などの束縛はだいぶ緩くなり比較的自由な生活を過ごしている。

この比較的自由で穏やかなリタイア生活を過ごしているのだが、充実感や満足感を感じることがない。毎日、何かが心の奥底に引っ掛かっている感じで過ごしている。

この引っ掛かりは何なのかボンヤリして分からなかったのだが、以下の本を読んで何が自分の心の奥底に引っ掛かっていたのか気付くことができた。もし、運よく仕事を辞めてリタイア生活を過ごそうと考えているサラリーマンの方が居るならば、一度これらの本を読んでみることをお勧めする。

特に何考えずにリタイア生活を選んでしまうと、僕みたいに後悔することになるのだから。

将来、稼げたお金を失ったことの後悔

サラリーマンを続けることで、将来稼げたであろうお金を失ったことは後悔しているよ。僕の場合は、将来稼げたであろうお金は理論上で1億3千万円だ。

 

このお金さえあれば、今よりもっと豊かな生活を過ごせたのでないか、よりお金持ちになるチャンスを逃したのではないかと後悔しているよ。

サラリーマンであった僕が仕事を辞めるということは、人的資本を失うということであった。この人的資本は、お金に変換すると結構な金額となる。この金額を失うことは、僕にとっては大きな痛手であり今よりお金持ちになるチャンスを失ったと言える。

考えてみれば当たり前のことなのだが、僕はこのことを「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」を読んで改めて気付かされた。

「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」とは

橘玲氏の書いた本である。内容は、以下の通り。

インターネットの世界では、Googleが提供するサービス(Google MapsやGoogle Suggestなど)やSNS・Wikipediaなど、これまで提供されてきたWebサービスとは別に新しい発想から生まれた技術・サービスなどが生まれている。

この技術やサービスのことを、Webの世界では「Web2.0」と呼んでいる。今、金融の世界でもWeb2.0と似たようなことが起きており、本書ではこれを「金融2.0」と呼んでいる。

この「金融2.0」と呼ばれる新しい金融の世界で、著者がこれまで培ってきた海外投資のノウハウを紹介し、どのようにして一般的なサラリーマンや個人投資家が、会社や国家に依存することなく自分の経済的基盤を築けば良いのか教えてくれる本である。

サラリーマンの価値は意外と大きい

「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」では、サラリーマンは自分が思っているよりも大きな人的資本を持っていると語っている。

具体的には、以下の通りだ。

経済学では、ひとりひとりの労働価値を「人的資本(ヒューマンキャピタル)」と考える。私たちはこの人的資本を労働市場に投資して、日々の糧となる収益(給料)を得ている。

~中略~

リストラや倒産のリスクを負うサラリーマンは国家が元本と利払いを保証した国債ほど安全な投資先ではないし、そのうえ65歳になれば労働市場での価値はぼぼ0になる。

そのリスクプレミアムを加えた割引率を8%とし、生涯年収3億円(年収は入社時250万円、退職時1300万円、退職金3000万円)の標準的なモデルで考えてみると、彼(彼女)の入社直後の人的資本は約1億4000万円になる。

この資本は年齢とともに減価していくが、それでも40歳で1億3000万円、50歳で1億2000万円、60歳でも8000万円以上ある(年をとっても思いのほか減価率が低いのは、年功序列と退職金制度を前提にしているからだ)。

「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」より

人的資本を失って後悔すること

サラリーマンの人的資本はとても大きい。この人的資本を失うことは、金持ちになるチャンスを失う可能性があるよ。

僕は、40歳になる前に仕事を辞めた。仕事を始めた時からせっせと株式投資に精を出してたおかげで、気が付いたら運よくある程度の生活が出来るくらいの資産を築けたからだ。

仕事を辞めたことで、人間関係や時間などの束縛はだいぶ緩くなり比較的自由な生活を過ごせるようになった。このことは、サラリーマン時代では決して味わうことが出来なかったことである。

だが、そのかわりにサラリーマンとして非常に価値のある人的資本を失うことになった。僕の場合は、「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」の本によると1億3000万円もの人的資本を失ったことになる。

この本を読んで、僕は改めてこう思った。もし、65歳まで働いてたのなら。そして、仕事を辞めることで失った「1億3000万円」を株式投資で運用していたなら。

未来のことは誰にも分からない。もしかしたら、株式投資の運用が上手く行かないかも知れない。それでも、今の状態よりは金持ちになるチャンスが溢れていた人生になったと思う。

僕は、仕事を辞めたことで失った人的資本とその人的資本を使ってより金持ちになるチャンスを逃したことを改めて後悔している。

日本という恵まれた国でサラリーマンとして働ける幸せ

サラリーマンとして定年まで働き続けるということは、そんなに甘くないことかもしれない。だが、日本という世界で最も豊かな国の1つに生まれて、比較的安全で守られた労働者という立場で、ただ働くということで自分が想像している以上のお金を稼ぐことが出来る。

その幸運を投げだして、安易にリタイア生活を選んだことは正しかったのか。僕は、そのことを今でも疑問に思っている。もしあなたが仕事を辞めてリタイア生活を過ごそうとした場合、非常に価値のある人的資本を失うことを理解して欲しい。

この人的資本は、自分で思っている以上に大きなお金を稼ぐことが出来る。これを失うことは、将来の富・資産を築くうえで大きな問題となることもある。

仕事から得られる幸福感・満足感を失った後悔

仕事は、お金以外にも得られるものがあるよ。

それは、他者貢献による幸福感や満足感だよ。

僕は、仕事を辞めたことで人間関係や時間などの束縛はだいぶ緩くなり比較的自由な生活を過ごせるようになった。この比較的自由な生活は、居心地がいい。だが、居心地がいいのにも関わらず僕の心は満たされていない。

これは、心のどこかで仕事をしていないという負い目によるものだと思っていた。けれど、それは違うということに気付いた。僕の心が満たされないのは仕事をしていないという負い目などではなく、仕事から得られた幸福感や満足感を失い味わうことが出来なくなったことが原因であった。

そのことを気付かせてくれたのは「バビロン大富豪の教え」であった。

「バビロン大富豪の教え」とは

この本は、1926年にアメリカで出版された『The Richest Man In Babylon (バビロン1の大金持ち)』を翻訳、脚本、漫画化したものである。

古代バビロニアを舞台に、この物語の主人公である貧乏な家に育った武器職人の息子バンシル(15歳)が、バビロン1の大富豪で賢人の「アルカド」にどうすれば金持ちになれるのかを尋ね、その方法を学び・実践し大富豪に成長するという物語である。

この物語をもとに、お金をどのようにして「貯める」「増やして」「守る」のか、お金の原理原則を学ぶことが出来る。また、お金を通して「働くことの大切さ」「人との付き合い方」など、バビロンの賢人ならでは考え方もあわせて学ぶことが出来る本である。

仕事をすることで心が満たされる

仕事はお金を得ることに以外に、自分の心を満たしてくれるよ。

バンシルが成長し大富豪になったとき、バビロニアの王子であるハダン・グラはバンシルに以下の質問をした。

「なぜ、バンシルさんはすでにたくさんのお金があるのに働くのか?」

それに対して、バンシルは以下のように答えた。

例えば刃物を1つ研ぐのでもこれでなにを切るのか…料理に使うのか、戦いに使うのか、そういうことを想像しながらやっていく。するとどういうわけか武器は少しずつ売れ始める。

なぜか分かるか?

そういう思いで作られた物、こなされた作業はお客さんにとってとても質のいいものになる。お客さんは、そのことに対する「感謝」を「お金」というものに形を変えて支払っているだけなんだ。

だから

人に感謝されるように、今、懸命に仕事をする。そのことが1番大事で…それさえ続けていれば必ず…光は差す。その光はお金だけじゃなく心をも満たす、だから金持ちになった者も仕事を続けるんだ。

「バビロン大富豪の教え」より

「バビロン大富豪の教え」では、働くということはお金を得るためだけではない。

誰かに喜んでもらう・人に感謝されるように一生懸命働く。そのことは、自分の心をも満たしてるものだと結論を出していた。

サラリーマン時代に心が満たされたこと

僕はサラリーマン時代、システム開発の仕事をしていた。お客様と共に、何が必要なのかを考え、提案し、システムを組み上げる。そしてシステムが完成し、お客様に喜んでもらい「ありがとう」という一言を頂けたときは純粋に技術者として一人の人間として嬉しかった。

今までの苦労が報われ、お客さんや仕事仲間と喜びを共にする。このことは、確かに自分の心を満たしてくれたと言える。何が自分の心をこんなに満たした気持ちにさせてくれるのか。

それは、「嫌われる勇気」という本を読むことで、僕は理解することが出来た。

「嫌われる勇気」とは

オーストリア出身の精神科医、心理学者であるアルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を哲学者(哲人)と若者の会話を通して、分かりやすく解説している本である。

人が幸福に生きるためにはどのようにすれば良いのか。その具体的な処方箋がこの本には書かれている。

自分自身に価値があると実感するには

「わたしは誰かの役にたっている」いう感覚が、自分自身に価値があることを認識させてくれるよ。

自分に価値がない。世の中こう思えることは少なくないし、実際に価値がないと思っている人もたくさんいるだろう。アドラーは、自分自身に価値があると実感するにはどすれば良いのか。

非常に単純にわかりやすく、以下のように回答していた。

人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。この現実に対して、アドラーはきわめてシンプルな回答を用意しました。

すなわち、「私は共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役にたっている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれるのだと。

「嫌われる勇気」より

幸福とは貢献感だ

アドラーは「幸福とは貢献感」であると述べている。

そして、たとえ目に見える貢献ではなくとも、「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」を持てれば、自分自身に価値があることを実感でき幸福に生きれるのだと言っている。

この他者への貢献は、どの仕事でも味わうことが出来るだろう。「他人が喜んでくれる」「私は誰かの役に立っている」このことが実感できるのであれば、自分自身の価値や有益性を確認することができ、そのことが自分の心を満たしてれる。

もし、あなたが他者への貢献する場所を仕事以外に持っているなら、仕事を辞めても後悔することはないだろう。でも僕は、仕事を辞めてほぼ自分自身の世界で生きている。人偏関係や時間的な束縛はほぼなく、確かに自由なのだが、仕事をしている時ほど「わたしは誰かの役に立っている」という感覚はない。

なので、自由を感じながらも、どこか自分の心が満たされない毎日を過ごしている。僕は、サラリーマン時代に仕事の忙しさを理由に他者貢献を味わえる場所を探さなかった。

そのことを、今になって後悔している。

まとめ

仕事を辞めたら、以下のことを後悔するよ

  • 人的資本を失い、今よりも金持ちになるチャンスを失う
  • 仕事から得られるであろう幸福感や満足感を失う

もし、あなたが資産を蓄えることができ、運よく仕事を辞められる立場になったとする。

ちなみに、どうやって資産を築けば良いのかについては、以下の記事を参考して欲しい。簡単に言えば「コストの安い株式市場に連動したインデックスファンドを購入しましょう」という内容だ。

その時は、仕事を辞める前に以下のことを考えて欲しい。仕事を辞めてしまうと、人的資本を失うことになる。この人的資本は、自分で思っている以上に価値がある。この価値を失うことで、より金持ちになるチャンスを逃すことになるかもしれない。

また、仕事から得られるであろう他者への貢献による幸福感や満足感を失うことになる。仕事以外で、他者への貢献する場所を持っているのなら、仕事を辞めても構わない。

もし、仕事以外でそのような場所が見つかっていないなら、仕事を辞めたとしても心が満たされることはない。あなたには、僕みたいに何気なくリタイア生活を選んで後悔することのない人生を歩んで欲しい。

そのためには、仕事を辞める前にこの記事で紹介した本を読んで、よく考えて決断してくれることを僕は望む。

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