前回の記事で、「金持ち父さん貧乏父さん」より「サラリーマンとして一生懸命働いて持ち家を買ってたらお金持ちになれない」理由を紹介した。
今回は、「金持ち父さん貧乏父さん」より金持ちになるための鉄則について紹介したい。
金持ちになるための鉄則
金持ちになるための鉄則として、「金持ち父さん貧乏父さん」は以下のように述べている。
まず大切なのは、資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならないということだ。金持ちになりたい人が知っておくべきことはこれにつきると言ってもいい。いわばお金持ちになるための鉄則だ。
「金持ち父さん貧乏父さん」より引用
そして、「金持ち父さん貧乏父さん」では資産と負債は以下のように定義している。
・資産は私のポケットにお金を入れてくれる
「金持ち父さん貧乏父さん」より引用
・負債は私のポケットからお金をとっていく
「金持ち父さん貧乏父さん」の資産・負債の定義は、一般的な定義と異なる。が、「金持ち父さん貧乏父さん」で定義されている資産を手に入れることに集中して、負債はなるべく減らす。このことがお金持ちになるための方法であり、お金持ちになるための鉄則である。
中流以下は、負債を資産と思い込む
平均的な年収以上に稼いでいる人でも、お金に困っていたり・不安を抱えている人はいる。そういう人のことを「金持ち父さん貧乏父さん」では以下のように述べている。
金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む
「金持ち父さん貧乏父さん」より引用
この例で良く使われるのは、持ち家の解釈だ。一般的には持ち家は資産だと言われている。だが、「金持ち父さん貧乏父さん」では負債と定義している。なぜなら、持ち家は自分のポケットにお金を入れてくれない。固定資産税などで自分のポケットからお金をとっていくだけのものだからだ。
ただし持ち家を他人に貸したとしたら、それは「金持ち父さん貧乏父さん」では資産と定義されることになる。なぜなら、家賃収入などで自分のポケットにお金を入れてくれるものとなるからだ。
一般的な家庭のお金の問題
一般的な共働きのサラリーマン家庭で子供が生まれたとする。子供のために、持ち家を購入し、広い車を購入し、家電・家具を購入する。この夫婦は、持ち家や車はお金に困ったらいつでも売ることができる資産だと思い込んでいる。だが、これらのものは「金持ち父さん貧乏父さん」では自分のポケットからお金をとっていく負債を集めていることになる。
共働きのサラリーマン家庭は、一般的にはそれなりの収入があるだろう。それなのにお金に困っていたり・お金に不安を抱えている家庭が多いのは、負債を手に入れ、資産だと思い込んでいるからだ。この思考を抜け出さない限り、お金持ちになることは出来ないと「金持ち父さん貧乏父さん」では述べている。
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