高金利のトルコリラでスワップ生活?FX投資で儲けることが出来なかった失敗談

投資をする女性 株以外

高金利通貨として南アフリカランド・メキシコペソと色々あるが、金利の高さで群を抜いているがトルコリラである。

実際の金利として2020/12月時点で南アフリカの政策金利は「3.5%」、メキシコは「4.25%」だが、トルコはなんと「15%」である。

僕がトルコリラを購入した時点では「15%」の金利ではなかったが、「10.75%」と非常に高い状況であった。

この高い金利に惹かれてトルコリラを購入したのだが、結果として結構な損失を出してしまった。今回は、その失敗談を書いてみたい。

トルコリラの失敗

トルコリラの売買結果は、以下の通りだ。2020/02月に18円で購入し、2020/05月に15.7円で売却した。そして、レバレッジを約1.5倍くらい掛けて投資していたので約20%以上の損失で、僕のトルコリラのFX投資は終わりを迎えた。

トルコリラのチャート(1年間)

反省点は色々あるのだが、一番反省すべき点はトルコリラの価値を僕は理解出来ていないのに、何となく高金利ということでトルコリラを購入したということだ。

そして購入後にトルコの政策金利が下がり続けて、それと同時にトルコリラも下落していき、何も考えることもできなくなってアタフタした状態で損切りをした。

僕がトルコリラの本質的な価値を理解して購入していれば、価格が下がっていくというだけでアタフタすることなく色々と状況を判断し対応することが出来たと思うのだが、僕はトルコリラのFX投資ではそれが出来なかった。

『自分が理解できるものに投資する』。その原則が、僕のトルコリラへの投資では出来ていなった。

見かけは高金利なのだが

僕が投資したときのトルコリラの政策金利は「10.75%」であった。その金利の高さに惹かれて投資したのだが、実際にスワップポイントして貰える金利は「10.75%」でなかった。

日々によってスワップポイントは変わるのだが、僕の感覚的には政策金利の半分くらい金利がスワップポイントとして貰えれば良い方だった。ここの例で言うと政策金利が「10.75%」であれば、スワップポイントで貰える金利は「5.4%」くらいだ。

このスワップポイントについては、かなりグレーな部分があるのではないかと僕は考えている。FX会社がある程度の手数料を取って、その残りをトルコリラを購入した投資家たちへスワップポイントして与えているのではないだろうか?政策金利と大きく離れたスワップポイントを受けてるたびに、僕はそう感じた。

特に透明な価格提供の仕組みである「くりっく365」を取り扱っていないFX会社は、スワップポイントについてはブラックボックス度が高いと思う。

高金利通貨に投資する人の目的として、スワップポイントを得るというものがある。だがスワップポイントについて、もし自分が不利な状況の立場であるとするならば、高金利通貨のスワップポイント狙いのFX投資は一段と難しいものとなるだろう。

スワップポイント狙いのFX投資をするならば、JTやソフトバンクなどの約7%近い配当を出す高配当株を購入する方が、透明性が高く不利な状況での取引をしなくて済むのではないかと僕は考える。

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