誰が金持ちになるんだい?

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少し前にある経済学者が「株や不動産、債券などの財産の成長率は、給与所得者の賃金が上がる率よりも常に高くなる」と言っていた。資産を持っている人達はどんどん金持ちになるってやつだ。でもそんなことは、経済学者に言われなくても馬鹿な僕ですら薄々知っていたけどね。

だって、そうだろう。

僕の周りにいる身近な労働者、例えば親や親戚、職場の同僚達を見ていて「おっ、こいつは金持ちだ」っていう奴は一人もいない。この国では、働いて金持ちになるには、相当難しい世の中なんだ。

なんか憂鬱な気分になってしまわないかい?

僕は、すごく憂鬱だけどね。

ローンを返済するために真面目に働く

僕の周りにいる身近な労働者は皆、毎日、毎日真面目に働いている。

サボリもせず、嫌な上司の愚痴に耐えながら、真面目に働いている。あんなに真面目に働いているのだから金持ちになっても良いはずなのに、なぜか金がまったく溜まらない。

なぜ、彼らは金持ちになれないのだろう?

彼らのことをよく見ていると、彼らはローンというものに縛られている。

住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、その他様々なローンってやつに。「ローンを返済するために真面目に毎日、毎日仕事をしています」っていうくらいローンってやつに縛られている。

で、彼らは、このローンという束縛から解放されるためにきっちり真面目に返済する。35年という長期の住宅ローンでさえ、1日も遅れることなく時には繰り上げまでしてローンを返済する。

そして、払い終えたローンで手に入れた住宅は、建て替えやリフォームを行うために再度ローンを組む。そして、そのローンを返済するために定年後も新たな就職先で真面目に働く。

車のローンも同じ感じだ。ローンが払い終えたら、また新車に乗り換えるために再度ローンを組んで購入する。

だって、古いのってダサくて嫌じゃない?

他人を儲けさせるために働く

僕だって、様々なローンを組んでいる。そして、そのローンを支払うために、真面目に働いている。

言ってしまえば、ローン会社を儲けさせるために働いているってやつさ。そして、ローン会社の儲けは、その会社の株主に分配されていくだろう。だって、会社にとって、株主は神様みたいなものなのだから。

僕は最近、毎日ボランティアをしているのだと思うようになってきた。株主っていう神様を儲けさせるためのボランティアだ。

ある外国のボランティア精神が溢れる修道士は「持っている一番いいものを分け与えても、決して十分ではないでしょう。それでも一番いいものを分け与えなさい。」と言っていた。

僕は、働いて得たお金を株主っていう神様に分け与えてるのだけど、この神様はどれだけ与えても十分だとは言ってくれない。なので、僕はもっとお金を稼いでこの株主っていう神様に分け与えて行こうと思う。

だって、僕は他人を儲けさせるためにボランティアの精神で働いているのだから。

でも、せっかくボランティアするのだったら、こっちで神様を選びたい気分になってしまわないかい?

でも、このボランティアでは神様を選ぶことは不可能だ。なら、ローン会社の株でも買って、自分が株主という神様になってみようかなと思ってしまう。

こんなこと考えていると、憂鬱な気分になってしまわないかい?

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