株式投資で成功したいなら「農場を買う時のように株を買う」という考え方が大切となる

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世界一の株式投資家と名高いウォーレン・バフェット。彼は銘柄選びに関して、数々の名言を残している。

僕自身の彼の名言を心に刻んで投資することが多い。そこで、今回はウォーレン・バフェットが残した銘柄選びの名言に関して紹介したい。

農場を買う時のように株を買え

ウォーレン・バフェットの銘柄選びに関して、以下の名言を残している。

農場を買おうとする時に、毎日その値段ばかり見る人はいません。買い値に対して、どのくらい生産高が見込めるかというところを見るでしょう。株式投資もそれと同じです。

「ウォーレン・バフェット成功の名語録」より引用

よく、株を買うときに「〇〇社の株が100円で売っている。つい、最近まで200円の価格を付けて半額になってお買い得なんだ」と言って買う人がいる。

また、株を売るときに「〇〇社の株が100円になってしまった。つい、最近まで200円の価格を付けて損切りをしたんだ」と言って売る人がいる。

こういう人達は、ウォーレン・バフェットの名言を噛み締めて欲しい。世界一の株式投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットは、決して株価だけを見て投資をしている訳ではないのだ。

収益に着目しよう

株式投資で成功するための最も重要な要素を一つ挙げろと言われれば、僕は利益が大事だと考えている。利益をもとに株式投資することが、成功への道筋だと思っている。

史上最大のミューチュアル・ファンドであるマゼラン・ファンドを運用した伝説の人物「ピーター・リンチ」も、その著書である「ピーター・リンチの株で勝つ」の中で利益・収益の大切さを以下のように訴えている。

何を基準にして株価が上がるといえるのだろうか。いくらで買えばよいのか。

それは、その会社がどのくらいの値打ちがあるのか、そして明日は今日よりどれだけその値打ちが上がるかということである。それには数多くの理論があるが、私にとって重要なのは収益と資産であり、とくに収益である。時として株価が会社の内容に追いつくのに何年もかかり、しばらく低迷して、投資家に株価はもう上がらないのではないかと思わせることがある。だが、会社の内容(値打ち)は必ずいつか正しく評価されるものである。収益と資産をもとに株を分析するのは、コインランドリーやドラッグスアやアパートを買う場合と全く同じである。株とは、宝くじではなくて、ある会社の部分所有権だということを忘れてしまいがちである。

「ピーター・リンチの株で勝つ」より引用

僕が持っている株の中でも利益が伸びている会社は、株価もそれに合わせて上昇している。

例えば、僕が2011年に1株:54円で購入したシーティーエス(4345)という株がある。この株は、2021年6月時点で1株:858円の株価をつけており約15倍以上の値上がりとなっている。

シーティーエスの株価チャート

このシーティーエスの利益を確認してみると、2011年3月決算時は1株当たりの利益が4.7円だったのが右肩上がりに利益成長を続け、10年後の2021年3月決算時では1株当たりの利益が34.1円であった。

また、僕が2010年に1株:766円で購入したハニーズホールディングス(2792)という株がある。この株は、2021年6月時点で1株:1,019円の株価をつけており約30%ぽっちの値上がりとなっている。

ハニーズホールディングスの株価チャート

このハニーズホールディングスの利益を確認してみると、2010年5月決算時は1株当たりの利益が63.1円でほぼ横這いの利益推移で、2020年5月決算時では1株当たりの利益が90.2円であった。

株式投資とは、農場を買う時と同じである。「買い値に対して、どのくらい生産高が見込めるかというところを見る」ことが重要なのである。

そして、農場の生産高が株式投資では利益にあたる。この利益が長期間成長していく株を購入する。これが、株式投資で成功する基本だと僕は考えている。

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