株式投資先を選ぶとき、僕はシェアに拘ることがある。
例えば、日本のスマホ市場で約70%弱のシェアを持つiPhoneを作っているApple社はどうなんだろう?とか、パソコンのOSシェア約88%のWindowsを作っているMicrosoftは買いかなといった感じだ。
ランチェスター戦力の本を読むまではそういったシェア率と企業の販売競争の優位性を何となく直感で判断し、株の売買やっていた。
が、ランチェスター戦力の本を読むことでシェア率と企業の販売競争の優位性を自分の直感でなく数字で判断することが出来るようになった。このおかげで、僕は株式投資で大きな失敗は少なくなった。
もし、これから株式投資を始めようとしている人や、株式投資の初心者は一度『ランチェスター戦力』の本を読むことをオススメする。株式投資をする上で、決してマイナスになることはないだろう。
ランチェスター戦力とシェア率
ランチェスター戦力とは、イギリスのフレデリック・ウィリアム・ランチェスターが勝ち方に関するルールを研究し分かりやすくまとめたものだ。
このランチェスター戦力では、企業間における販売競争の優劣とシェア率(市場占拠率)を3つの数字で導き出している。その数字は、
- 73.9%
- 41.7%
- 26.1%
である。
シェア率:73.9%
『73.9%』という数字は、シェア率(市場占拠率)のかたちで言えば「独占的寡占型」と呼ばれ絶対的な1社独走の力関係をあらわす。
このシェア率になると絶対的安全な地位になり、かりに6社の競合関係があったとしても1強5弱の関係になってしまう。
シェア率:41.7%
『41.7%』という数字は、「相対的安定値」といわれシェア率(市場占拠率)がこの数字に達すれば安全圏に入ったとみなすことが出来る。
基本的に40%以上のシェア率(市場占拠率)を獲得している企業は、その業界のナンバーワンであり主流である。いったんその数字に達してしまえば、大幅に落ち込むとか、突如ダウンするとかいった現象はまず起きないとされている。
シェア率:26.1%
『26.1%』という数字は、企業間の力関係を強弱で表現すると強者と弱者を分ける境目の数字と言われ、いわゆる片足は強者の立場、もう片方の足は弱者の立場にたっていることを表している。
したがって『26.1%』のシェア率(市場占拠率)で1位の企業は、2位以下の企業全てを相手にして独占的な体制に入ることができなく、1位といっても不安定な立場で、いつ他者に逆転されるかわからない状態とされている。
まとめ
株式投資で企業を選ぶ際に、出来るだけ売上・利益を伸ばしてくれるような強い企業を選ぶことが必須である。
その際に企業の強さを表すシェア率(市場占拠率)というものが重要となる。その、シェア率(市場占拠率)を実際の数字で学ぶことができるのがランチェスター戦力である。
もし、興味があればランチェスター戦力の本を読むことをオススメする。
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