株式市場というものは、スーパーマーケットなどの一般的な市場と異なるところがある。
そのことを『金持ち父さん貧乏父さん』の著書で有名なロバート・キヨサキは以下の言葉で的確に述べてくれている。
消費者というのはなぜいつもお金に困ることになっているのだろう?スーパーマーケットがバーゲンセールをしたとする。たとえばトイレットペーパーの安売りだ。すると消費者はどっと押し寄せ、買いだめをする。ところが、株式市場がバーゲンセールを始めると、たいていの場合は大暴落だの反落だのと呼ばれ、消費者はそこから逃げ出す。スーパーマーケットが値上げをするとそっぽを向いてほかで買い物をする消費者が、株式市場が値上がりすると買いに走る。これではお金が貯まらなくて当然だ。
「金持ち父さん貧乏父さん」より引用
株式市場が暴落した場合、株価が本来の価値(内在価値)よりも大幅に安くなる。これはスーパーマーケットで期限が切れそうな野菜が割引で売られているのはなくて、むしろ新鮮な野菜が期限が切れそうな野菜より安くお得に買える状態である。
けれど、一般的な投資家はどうしても株式市場が暴落した時に株を買うことは出来ない。暴落という恐怖心に打ち勝つというのは一般的な投資家にとっては難しいのだろう。
僕自身、株式投資を始めて数十年で何回もの暴落を味わってきた。暴落を味わうたびに、過去の暴落よりも酷くなると思いビビッてしまう。でも、結局は株式市場は何事も無かったことのように力強く回復してくれる。
僕は株式市場が暴落した時は、このロバート・キヨサキの言葉と自分の経験をもとに株を買うようにしている。こうした行動を取った結果として、今では株式投資の配当金だけで慎ましい生活を過ごせてるのだなと思っている。
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