第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した漫画「ドラゴン桜」で、三流私立高校に通う勉強が出来ない落ちこぼれの生徒達に、この漫画の主人公である桜木が以下のことを言っていた。
社会にはルールがある、その上で生きていかなきゃならない。だがな、社会のルールってやつはすべて頭のいいやつが作っている。それはつまりどういことか…そのルールは頭のいいやつに都合のいいように作られているんだ。
中略
そのルールが気に食わなくて、てめぇの思い通りにしたかったら……自分でルールを作る側に回れ!
「ドラゴン桜」1巻より引用
こんなボロ学校出たって将来お先まっ暗だろ、フリータやって金欲しさに風俗やってロクデナシの男につかまって……
中略
お前だって薄々感じているだろ、このままいきゃロクな人生じゃないってこと
「ドラゴン桜」1巻より引用
漫画「ドラゴン桜」では、「一生だまされて高い金を払わされる」「損して負け続ける」「ロクな人生になってしまう」、そんな人生を過ごしてくなければどうすれば「勉強して東大に入れ」と訴えている。
僕はここまで過激な想いはないのだが、それでも子供の教育は大事で、出来れば良い大学を出た方が『人生の可能性が広がったり』、『もしものときの人生の保険』になると考えている。
そういう考えが僕のなかにあるせいか、「学究社」という進学塾の運営会社に惹かれてて、その会社の株を購入してみようと思ったのかも知れない。
学究社(9769)
2021/7/9に以下の株を購入。
- 学究社(9769)
1,353円で100株購入。
購入時のPER(予):12.4倍、PBR(実):3.57倍、ROE(実):27.24%、配当利回り(予):4.81%
進学塾の運営会社、東京西部地盤に小中学生向け塾『ena』を展開。
学究社のここ数年の株価チャートは以下の通り。
購入時のコメント
売上について、ここ5年は約2.2~3.4%の割合で増加している。
純利益についてここ5年は2019年03月期決算期のみ減益で、それ以外は増益であった。特に前期の2022年03月期決算は18.3%と大きな増益率を記録している。
また会社四季報の純利益予想によると、今期の2022年03月期決算と来期の2023年03月期決算と共に増益していく予想になっている。
進学塾はサービス業に分類されており、サービス業全体の市場平均のPERは39.08倍となっている。進学塾の現時点でのPER(予)は12.4倍で、現時点での市場平均と比較しても割安感があると言える。
純利益の利益率については、ここ5年は約8.1~9.8%とまずまずの利益率と叩き出している。
キャッシュフローについては、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスのが2回あり、少し微妙な感じを受ける。
配当について、ここ5年は1株:60円で推移している。また、今期の2022年03月期決算では1株:60円→65円と5円の増配を予定している。
最後に
進学塾の運営会社ということで、少子化の世の中でどれほどの成長が望めるのか判断が難しい銘柄だと思う。
だが子供の教育というのは事業内容として、とても響きが良い。こういう響きの良い会社は、なにかの拍子で人気を博し株価がバブル的に上昇する可能性がある。
進学塾の株価が、バブル的に上昇し僕の懐を温めてくれる。そんかことを祈りながら、保有し続けたいと思う。
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