「任天堂」株を衝動買いしてしまった

株の購入 株取引

10月13日、日経平均株価が大きく動いている訳でもない。でも、以前からどうしても欲しいと思っていた『任天堂』株を購入してみた。

高配当という訳でもない、PERが割安という訳でもない。普段だったら買うことはないのだが、どうしても欲しかったので『任天堂』株を購入することにした。

はっきり言って衝動買いなのだが、こうした何も考えずに衝動買いした株というのはどうなんだろう?長期間保有することにして、そして何十年後かにどうなっているのか確認してみたい。

任天堂(7974)

2022/10/13に、6,203円で100株購入。

  • 任天堂(7974)
    家庭用ゲーム機&ソフトの世界的メーカー

購入時の株価指標は、以下の通り。

  • PER(予):21.7倍、PBR(実):3.13倍、ROE(実):19.96%、配当利回り(予):2.31%

業績の状況

「任天堂」の売上について、ここ10年間は年平均で約9.7%の成長率となっている。だが、今期の売上予想は前期比△9.5%の減益となる見込みである。

当期利益については、ここ10年間は年平均で約50.8%の成長率となっている。ただ、今期の当期利益予想については前期比△21.4%の減益となる見込みである。

当期利益の利益率について、過去10年の平均利益率は約15.9%となっている。

キャッシュフローについては、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が3回あり、キャッシュフロー的にはまずまずといった感じである。

配当については、ここ3年連続で減配となっている。

利益の質

利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)の状況は、以下の通りである。

  • 2021/03月決算 当期利益:480,376百万円 営業CF:612,106百万円
    →アクルーアル:△131,730百万円
  • 2022/03月決算 当期利益:477,691百万円 営業CF:289,661百万円
    →アクルーアル:188,030百万円
  • 2023/03月決算 当期利益:432,768百万円 営業CF:322,843百万円
    →アクルーアル:109,925百万円

過去3年の状況をみると、アクルーアルがマイナスとなっているのは1回だけである。ので「任天堂」は、残念ではあるが毎年質の高い利益を生み出している企業とは言えない。

「消費者独占型」企業を見分ける8つの基準チェック

株式投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、「消費者独占型」企業を見分けることができる8つの基準があると述べている。

「消費者独占型」企業を見分けるために一番大事な基準である「消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか」に関して、〇と答えることが出来る。

「マリオ」「ポケモン」「ゼルダ」のゲームやカード・キャラクター人形など、他社が販売できなくて消費者が欲しいと思える商品をたくさん持っている。僕自身も、ポケカに結構な額をつぎ込んでいる。僕が買ったポケカが、任天堂の資金となり、株価向上に繋がることを祈っている。

BPS成長率からの期待収益率

過去10年のBPS成長率(約13%)から「任天堂」の10年後のBPSを算出すると6,635.93円と想定出来る。

この値を10年後の株価とした場合、6,203円で購入した「任天堂」株は今後10年で年平均0.7%の収益率(配当除く)をあげてくれると想定できる。

EPS成長率からの期待収益率

過去5年のEPS成長率(約25.4%)から「任天堂」の10年後のEPSを算出すると3,572.23円と想定出来る。

また「任天堂」の過去5年平均のPERが22.5倍。10年後のEPSと過去5年の平均PERを使って10年後の株価を算出すると80,375.16円(3,572.23円×22.5倍)となる

想定通りであれば、6,203円で購入した「任天堂」株は年平均31.4%の収益率(配当除く)を叩き出してくれるはずである。

まとめ

僕が株を買う時は、できるだけ高配当で低PERの株を購入することにしている。けれど今回は高配当で低PERなど無視して、ただ自分が前から欲しかった株を購入してしまった。

特に考えもなく銘柄を深く分析せずに、適当に買った株でも、僕は十分株で儲けることが出来ると思っている。

あまりにも高すぎるPERで株を購入しなければ、適当に買った株でも十分に勝負できることを今回購入した「任天堂」株で確認してみたい。

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