エンジンは2030年前後でピークアウト?ピストンリング最大手の「リケン」の株を購入

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日経平均が3営業日連続で下落している。特に3営業日目である7/9は、午前10時の時点で前日終値より500円以上の値下がりとなっている。

この値下がりは、政府が東京都に4度目の緊急事態宣言を発出を決定したことで、経済回復の遅れが意識されたためだとされている。

こういう場面でこそ、株を買いにいくべきなのだろうか?翌営業日には、まだまだ株価が下がり、そのときに株を買うべきではないだろうか?

物凄く迷うのだが、株式投資って所詮はギャンブルだ。今がお買い得だと信じて、僕は株を買おうと思う。

リケン(6462)

2021/7/9に以下の株を購入。

  • リケン(6462)

2,530円で100株購入。
購入時のPER(予):6.5倍、PBR(実):0.34倍、ROE(実):2.6%、配当利回り(予):4.7%

自動車・産業用機械分野向け機能部品メーカー。ピストンとシリンダー間で、エンジンが効率良く仕事をする為に必要な部品であるピストンリングは国内で最大手(シェア50%以上)である。

リケンのここ数年の株価チャートは以下の通り。

リケンの株価チャート

購入時のコメント

売上について、ここ2年は2期連続で減収が続いている。また前期の2021年03月期決算の売上は、ここ10年で最低の売上の数字となっている。

純利益についても、ここ2年は2期連続で減益が続いている。また前期の2021年03月期決算の純利益についても、ここ10年で最低の数字となっている。

だが会社四季報の純利益の予想によると、来期の2022年03月期決算では大幅な増益予想となっており回復に向かっている。

リケンは機械業に分類されており、機械業全体の市場平均のPERは25.1倍となっている。リケンの現時点でのPER(予)は6.5倍で、現時点での市場平均と比較してもかなりの割安感があると言える。

純利益の利益率について、前期の2021年03月期決算では約2.7%と物足りなさを感じるが、今期の純利益が会社四季報の予想通りであれば約5%くらいの利益率になると思われ、まずまずの利益率を叩き出すと考えている。

キャッシュフローについては、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が2回存在しており、ちょっと不安な感じがしてしまう。

配当について、2021年03月期決算では1株:140円→90円と大幅な減額となっている。だが、今期の2022年03月期決算では1株:90円→120円と30円の増配となる予定である。

最後に

リケンの主力製品であるガソリン自動車に使われるエンジン部品のピストンリングは、自動車の電動化(EV)が加速していく世の中では置いていかれるのかも知れない。

その証拠にリケン社長は、雑誌のインタビューで「エンジンは2030年前後でピークアウト」が来てしまうのかも知れないと答えている。

そんな時代だからこそ、リケンの株価は超低PERで据え置かれているのかも知れないし、今後の株価も爆発的に上昇することはないかも知れない。

だが、ガソリン自動車のエンジンのピークアウトが2030年後半と遅れることになれば、今の割安な株価でも十分ペイ出来るのではと思っている。

ただ、2030年を待たずに自動車のエンジンのピークアウトが早まればアウトだろう。

僕にとって、リケンは伸るか反るかの博打を打っている気分にさしてくれる銘柄だ。株式投資というギャンブルをこれでもかと味わさせてくれるだろう。

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