繊維商社の将来性が明るいのか?暗いのか?よく分からないけど「蝶理」の株を購入してみた

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7/9(金)、日経平均が3営業日連続で下げていることもあり、今回の記事にある「蝶理」を含め4銘柄を購入した。

7/9(金)に購入した4銘柄の合計金額は72万5,800円である。

かなりの額を購入したのだが、タイミングが良かったのだろう。7/13(火)の現時点で、時価評価額が76万1,500円と約5%以上の値上がり率を記録している。

こうなると気分が良くなり、売り払って利益を確定しようという気持ちが出てくる。そして、こうした取引が年10回も出来れば僕は物凄い速さでお金持ちになれる、そんな気持ちさえ出てくる。

だけど、これは幻想なのだろう。今回はたまたま上手くいっただけで、そんな取引が年10回も出来るはずはない。単純にバイ・アンド・ホールドに徹した方が、結果的にはより良いリターンが得られるのだ。

僕は、そのことをアメリカの経済学者であるバートン・マルキールの著書「ウォール街のランダム・ウォーカー」で学んだ。そのことを「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、以下のように述べている。

あなたの投資目的に適したポートフォリオに分散投資し、それを単純なバイ・アンド・ホールド戦略によって運用することは、テクニカル手法を用いた時と同等以上のパフォーマンスを達成することができるだけでなく、同時に売買に伴って発生する費用や売買手数料、税金などの節約にもなるのである。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」より引用

テクニカル手法でも儲けることは出来るかも知れない。けれども単純に買った株を持ち続けるバイ・アンド・ホールド戦略の方が、テクニカル手法を用いた時と同等以上結果が残せる。

アメリカの著名な経済学者であるバートン・マルキールは、様々な研究結果からそのように結論付けている。

蝶理(8014)

2021/7/9に以下の株を購入。

  • 蝶理(8014)

1,733円で100株購入。
購入時のPER(予):6.3倍、PBR(実):0.73倍、ROE(実):2.15%、配当利回り(予):4.82%

創業150年の繊維商社の老舗で、東レの子会社。

蝶理のここ数年の株価チャートは以下の通り。

蝶理の株価チャート

購入時のコメント

売上について、ここ5年は約2162~3565億円の間で推移している。

純利益については、前期の2021年03月期決算では大きく減益となり約12億円とここ10年で最低の数値となっている。だが会社四季報の純利益予想によると、今期の2022年03月期決算では大きな増益となる見込みでここ10年で最高な数値を叩き出すと予想している。

蝶理は卸売業に分類されており、卸売業全体の市場平均のPERは29.78倍となっている。蝶理の現時点でのPER(予)は6.3倍で、現時点での市場平均と比較してもかなりの割安感があると言える。

純利益の利益率については、ここ5年は約0.5~1.8%の間で推移しており、繊維商社としてはまずまずの利益率を叩き出している。

キャッシュフローについては、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年は一度もなく、非常に安定した感じを受ける。

配当について、前期の2021年03月期決算では1株:63円→37円と大幅な減配であったが、今期の2022年03月期決算では1株:37円→84円と大幅な増配となる予定である。

最後に

今回購入した蝶理は繊維商社なのだが、繊維商社の将来性が明るいのか?暗いのか?それすら、僕は判断出来ていない。

だが会社四季報の純利益予想や現時点の蝶理のPERやPBRからみると、かなりの割安感が見受けらえる。

これなら繊維商社の将来性が多少暗くても、株価は満足出来るくらいのリターンを得られるのではと考えている。

将来性がよく分からない状態で購入した銘柄である。あまり深く考えずに楽観的な気持ちで、この銘柄を保有していきたいと思う。

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