アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由の1つとして、「キャッシュのコスト」というのがある。
「キャッシュのコスト」とは、アクティブファンドが解約に備えて常にある程度のキャッシュポジションを持っている。そして、その分のキャッシュが運用できずに全体の利回りを下げることになることを指している。
インデックスファンドはキャッシュのほぼ99%が投資されており、株価が上がればキャッシュの99%分の利益を生むことが出来る。
だが、アクティブファンドは通常の解約に備えてある程度のキャッシュを手元において置かなければならない。
そして「ウォール街があなたに知られたくないこと」という本のなかでは、アクティブファンドが10%の金額を手元に置きながら運用した場合、インデックスファンドと比較して、年率2%を超す成績を収めなければインデックスファンドを超すことは出来ないと述べている。
手元にキャッシュがあるのならば、出来るだけ投資に回した方が良い成績を上げることができる。僕は今幸いにも少しばかりのキャッシュが手元にある。ので、臆せずに株に投資していきたいと思う。
NEW ART HOLDINGS(7638)
2021/7/20に以下の株を購入。
- NEW ART HOLDINGS(7638)
1,317円で100株購入。
購入時のPER(予):12.2倍、PBR(実):2.3倍、ROE(実):13.19%、配当利回り(予):5.45%
ブライダルダイヤが主力のジュエリー会社
NEW ART HOLDINGSのここ数年の株価チャートは以下の通り。
購入時のコメント
売上について、ここ5年は増収を続けている。また、今期の2022年03月期決算の売上について会社予想では227億円であり増収となる見込みである。
純利益について、ここ5年は約1~15億円の間とかなりの幅で推移している。また、会社四季報の純利益予想では今期の2022年03月期決算と来期の2023年03月期決算では増益となる見込みである。
NEW ART HOLDINGSは小売業に分類されており、小売産業全体の市場平均のPERは81.2倍となっている。NEW ART HOLDINGSの現時点でのPER(予)は12.2倍で、小売産の市場平均と比較して割安感がある状態である。
純利益の利益率については、ここ5年は約0.6~8.2%の間で推移している。この利益率について、同じ宝飾・貴金属系を扱う会社の「ツツミ」「ヨンドシーホールディングス」と比較しても遜色はない。
キャッシュフローについては、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が2回ある。また営業キャッシュフローもマイナスの年が2回あり、キャッシュフロー的に安定感があるとは言えないと思っている。
配当については、2018年03月期決算から増配を続けている。今期の2022年03月期決算でも1株:50円→70円と20円の増配となる見込みである。
最後に
今回購入した「NEW ART HOLDINGS」は、ブライダルダイヤ主力としているジュエリー会社である。
しかし、僕はジュエリー業界の知識が全くない。なので、正直言ってジュエリー業界の将来性が明るいのか暗いのかすらも分からない。
でもダイヤのように明るい未来が待っていて、株価も大幅に上昇してくれる。そういう気持ちと、手持ちのキャッシュポジションを減らすという意味を込めて、この「NEW ART HOLDINGS」の株を保有し続けて行きたい。
コメント