日経平均株価が5カ月ぶりの安値を付けたので「ユナイテッド」の株を購入してみた

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米長期金利が連日で上昇した影響を受けたのか、日経平均株価は5日連続で下落し、とうとう5月17日以来およそ5カ月ぶりの安値を付けることになった。

「株価が下落していることは逆にチャンスである」と僕は思っている。ので、10万円くらいで買える株を探していたら「ユナイテッド(2497)」社の株を購入してみた。

株を購入するのは、2022年12月以来で約10ヶ月振りである。久しぶりに株を購入するのだが、確かアメリカの著名な投資家が「有能な投資家は5年くらい平気で待つということができる」ということを言っていた。

僕は凡庸な投資家なので、10ヶ月待つことが限界だった。

ユナイテッド(2497)

2023/10/04に以下の株を購入。

  • ユナイテッド(2497)
    投資事業を主軸に、教育・人材マッチング業等も行っている

886円で100株購入。

業績の状況

「ユナイテッド」の売上について、ここ10年間は年平均で約11.0%の成長となっている。また、今期の売上予想は前期比0.1%の増収となる見込みである。

当期利益については、ここ5年間は年平均で約37.3%の成長となっている。ただ、今期の当期利益予想については前期比△20.3%の減益となる見込みである。

当期利益の利益率について、過去10年の平均利益率は約15.1%となっている。

キャッシュフローについては、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が2回あり、キャッシュフロー的にはまずまずの安定感はある。

配当については、上がったり下がったりのジグザク状態であるが過去10年で無配はなく、最近では3期連続で増配している。

利益の質

利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)の状況は、以下の通りである。

  • 2021/03月決算 当期利益:3,728百万円 営業CF:6,992百万円
    →アクルーアル:△3,264百万円
  • 2022/03月決算 当期利益:3,825百万円 営業CF:2,718百万円
    →アクルーアル:1,107百万円
  • 2023/03月決算 当期利益:4,139百万円 営業CF:3,947百万円
    →アクルーアル:192百万円

過去3年の状況をみると、アクルーアルがマイナスとなっているのは1回だけである。ので「ユナイテッド」は、残念ではあるが毎年質の高い利益を生み出している企業とは言えない。

「消費者独占型」企業を見分ける8つの基準チェック

株式投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、「消費者独占型」企業を見分けることができる8つの基準があると述べている。

「ユナイテッド」について、「消費者独占型」の8つの基準にいくつか当て嵌まるものはある。

だが、僕自身「ユナイテッド」社の業務についてあまり理解することができなかった。ので、消費者独占型企業の一番の判断基準である「消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか」という問いに対して、自信を持って〇をつけることが出来なかった。

BPS成長率からの期待収益率

過去5年のBPS成長率から「ユナイテッド」の10年後のBPSを算出すると4,701.64円と想定出来る。

この値を10年後の株価とした場合、886円で購入した「ユナイテッド」株は今後10年で年平均18.2%の収益率(配当除く)をあげてくれると想定できる。

まとめ

「ユナイテッド」社の株を購入したのだが、正直言って「ユナイテッド」社がどのような事業をおこなっているのか理解することが出来なかった。

「自分が理解できないものに投資をするな」という言葉があるが、今回はこの言葉を無視した形となった。

10年後どのような結果になるのだろうか?無視したことがアダにならないことを願っている。

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