前回の記事で、今月16日に再上場を果たした大手電子楽器メーカーの「ローランド」の株価を評価してみた。
楽器メーカーと言えば、「ローランド」以外にも有名なところで「ヤマハ」「河合楽器製作所」などがある。
そこで今日は、楽器メーカーに株式投資するなら「ヤマハ」「河合楽器製作所」「ローランド」のどれが良いのか調査してみた。
会社の概要
「ヤマハ」「河合楽器製作所」「ローランド」の会社概要は、以下の通り。
- ヤマハ(7951)
世界最大の総合楽器メーカー。電子ピアノでは世界首位。 - 河合楽器製作所(7952)
世界2位のピアノメーカー。ピアノの世界大手。 - ローランド(7944)
大手電子楽器メーカー。電子ドラム、ピアノなどの電子楽器が専業。
調査の結果
12/17日時点の株価状況は、以下の通り。
- ヤマハ(7951)
株価:5,750円、PER(予):63.2倍、PBR(実):3.0倍 - 河合楽器製作所(7952)
株価:3,010円、PER(予):-51.7倍、PBR(実):1.08倍 - ローランド(7944)
株価:3,030円、PER(予):20.8倍、PBR(実):4.53倍
世界最大の総合楽器メーカーだけあって、「ヤマハ」の時価総額がずば抜けている。
- ヤマハ(7951) 時価総額:11,014億円
- 河合楽器製作所(7952) 時価総額:271億円
- ローランド(7944) 時価総額:829億円
また、利益率も「ヤマハ」が一番良く、キャッシュフロー状況も問題ない、自己資本率も「68.6%」と安定感も抜群だ。この3社で、株を購入するなら「ヤマハ」をオススメする。
だが「ヤマハ」のPER(予):63.2倍、PBR(実):3.0倍と、株価指標的には高い数値を表している。今の株価が高値圏の可能性が高いので、様子をみて購入した方が良いと考える。
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