音楽産業の関連株「ソニー」「エイベックス」「アミューズ」「JVCケンウッド」のどれを買うべきか

銘柄検討 銘柄検討

前回の記事で高配当銘柄であるエイベックスの株を購入するべきかどうかの記事を書いてみた。

エイベックスだけでなくその他の音楽産業の会社も調べてみて、音楽産業の関連株としてどの会社の株を購入したら良いのか調査してみた。

音楽産業の会社

音楽産業の会社として以下の4つの会社を調査対象にしてみた。

  • アミューズ(4301)
    株価:2,546円、PER(予):38.5倍、PBR(実):1.32倍
    芸能プロダクション大手。コンサート・イベント・舞台の興行・制作などのアーティストマネージメント事業が売上の約9割を占める。コロナ影響で売上・利益共に減少しているが赤字には転落していない。今期も当期利益は黒字を確保する見込みである。
  • JVCケンウッド(6632)
    株価:163円、PER(予):–倍、PBR(実):0.50倍
    音響・無線メーカー。カーナビ、ドライブレコーダーなどのオートモーティブ事業が主な事業で売上の約5割を占める。エンタテインメントを含むメディアサービス事業は売上の約2割となる。2020/03月決算では、当期利益が954百万円で前期比△75.2%と大幅に減少している。今期の業績予想では当期利益が△1,400百万円の赤字に転落する見込みである。
  • ソニー(6758)
    株価:9,953円、PER(予):15.2倍、PBR(実):2.44倍
    世界的なエレクトロニクス企業。液晶テレビ、オーディオなどのエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業、「PS4」「PS5」などのゲーム&ネットワークサービス事業が主な事業で両方含め売上の約5割を占める。音楽制作、音楽出版などの音楽事業は売上の約1割である。2020/03月決算では当期利益が582,191百万円で前期比△36.5%と大幅に減少していたが、今期の業績予想では当期利益が800,000百万円と大幅な増益見込みである。
  • エイベックス(7860)
    株価:1,082円、PER(予):3.1倍、PBR(実):1.07倍
    エンターテインメント企業グループ。レーベル/コンテンツ企画・制作・デジタル配信、パッケージ製造販売/アルバム・シングル・DVDなどの音楽事業が主な事業で売上の約8割を占める。2020/03月決算では当期利益が△1,102百万円と赤字に転落している。今期の業績予想では固定資産の譲渡益が寄与して、営業利益は△7,000百万円の赤字だが当期利益は15,000百万円の大幅な黒字となる見込みである。

※株価及び株価指標は12/25日に時点のものを記載

音楽関連の株を買うなら

音楽事業を主事業としているのは「アミューズ」「エイベックス」の2社となる。この2社の中から株を買うなら「アミューズ」だろう。

「アミューズ」はコロナの影響で2020/03月決算では利益が減少傾向になってしまったが黒字を確保しており、フリーキャッシュフローもプラスをキープしている。

利益率も「エイベックス」と比較しても「アミューズ」方がだいぶ良い。音楽関連の株を買うなら、僕は「アミューズ」をオススメする。

が「エイベックス」や「アミューズ」の業績を見ていると、音楽業界の未来は厳しいのかも知れない。未来が厳しい業界に投資するのであれば、ほかの事業を探して将来が有望な会社に投資する方が良い成績を残せるのではと僕は考えている。

また「JVCケンウッド」に関しては、カーナビ・ドライブレコーダーなどのオートモーティブ事業を主事業としている会社と比較して購入を検討した方が無難であるので今回は検討の対象外とした。

「ソニー」も「JVCケンウッド」と同様の理由で今回は検討の対象外としました。

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