僕が保有している銘柄で2番評価益率が高いのが医療器具関連銘柄の「シーティーエス」である。その評価益率はなんと1,674%と15倍を優に超えている。
「シーティーエス」は建設ICT(Information and Communication Technology(情報通信技術))の専門会社で、2010年くらいから株価が急騰しだした銘柄である。でも、ここ数年は勢いが衰え株価は横這いの状況なのが少し残念なのだが。
それでも僕が自慢できる保有銘柄の1つなのだが、建設に特化したICT銘柄で「シーティーエス」以外に勝ち組の会社はないのか？ちょっと気になったので調査してみた。
建設ICT関連の銘柄
建設ICT関連の銘柄を調査してみたが、「シーティーエス」のように建設ICTに特化した銘柄はなかった。ちなみに「シーティーエス」のセグメント業績は、クラウドストレージサービス「Fileforce」、モバ電・回線、屋外ネットワーク施工などのシステム事業が売上全体の45%を占めており、しかも売上はここ数年右肩上がりの状況だ。
それでも建設ICT関連銘柄に近いというなら、以下の銘柄が上げられる。
- エコモット(3987)
- 日立建機(6305)
- 福井コンピュータホールディングス(9790)
しかし、「エコモット」は建設情報化施工支援システムも存在しているが他の事業もあり微妙に「シーティーエス」の事業と被りが見えない。「日立建機」はICT施工ソリューションも行っているが、ICT施工ソリューションを含むソリューションビジネス事業は売上全体の10%しか占めていない。「福井コンピュータホールディングス」は、測量土木CAD・建築CADがメインで「シーティーエス」の事業と被りが見えてこなかった。
建設ICT関連の銘柄として関係性は薄いが「シーティーエス」「エコモット」「日立建機」「福井コンピュータホールディングス」の中で株を買うとするなら、「シーティーエス」「福井コンピュータホールディングス」が良いと僕は考える。
両社とも、自己資本比率・利益率が高く、またここ数年のキャッシュフローもフリーキャッシュフローがプラスの状態が続いている。安心・安全な投資先と言える。ただ、安心・安全な投資先の宿命なのかPER・PBRは割高な値を示しているので、購入するのはもう少し様子を見てからでも問題ないと思う。
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