GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のホームページに、「日本株の期待リターンは5.6%、リスク(標準偏差)は約23%」と書かれている。
詳しいことはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のホームページを覗いて欲しいのだが、要するに日本株に投資をしたら基本はプラスのリターンを望めるが、タイミングによっては大きなマイナス(毎年のリターンがマイナス17.4%より大きく下がる確率は約16%)もありうるということだ。
株式投資をしていると、どうしてもリターンにばかり目がいってしまう。
世の中には同じ日本株に投資をしているのに、GPIFの期待リターンは5.6%を上回っているというモノをよく目にする。例えば、カリスマ〇〇の株式〇〇トレードで年利100%といったモノだ。
確かに、上記のカリスマ〇〇ように株式投資でGPIFを超える驚異的なリターンを叩き出すことはできるかも知れない。ただし、そのトレードに対してリスクはどうだったのだろうか?
このことのついて「投資で一番大切な20の教え」の本のなかで、以下のように述べている。
運用報告書を受け取り、年10%の投資利益が生じたことを知っても、投資家にはマネージャが良い仕事をしたのか、悪い仕事をしたのかはわからない。その答えを知るには、マネージャがどれだけのリスクを負ったのかに関する情報がなければならない。言い換えれば、おおよその「リスク調整後リターン」を知る必要がある。
「投資で一番大切な20の教え」より引用
僕の投資リターンとリスク
僕の資産のほとんどは日本株である。現時点で、おおよそ150銘柄ほど保有している。
そして、一度買ったら売らない「バイ&ホールド戦略」の投資スタイルのなのだが、このスタイルでの投資リターンとリスクはどんなモノなのだろうが?数字で出す知識はないので感覚的となって申し訳ないのだが、以下の感じだと思っている。
- GPIFの日本株の期待リターンは5.6%より少し高くなるが、その分リスク(標準偏差)も大きくなる。
- 最悪手持ちの資産を全て失う(0円なる)リスクはあるが、借金を背負うことはない。
僕の投資スタイルが、完璧にリスクとリターンに見合っているとは思っていない。
だが、上記の年利100%を稼ぐカリスマ〇〇ように、大きな借金が残るような過大なリスクを取った投資スタイルや、詐欺かただの幸運に頼った投資スタイルには手を出していない。
ということで、リスクとリターンがめちゃくちゃ見合わないほど悪い投資スタイルだとも思っていない。
コメント