前回の記事で、株式投資とは株価が上がったから正しいのかということについて紹介した。
今回は「ピーター・リンチの株で勝つ」から、買うのを避けるべき株とはどういうものなのかを紹介したい。
避けるべき株とは
「ピーター・リンチの株で勝つ」の中で、株式投資するにあたって何よりも避けたい株として以下の記述がある。
私が何より避けたいのは、超人気産業のなかの超人気会社である。ニュースを賑わし、誰もが通勤途中でも耳にし、つい周囲に押されて買ってしまうような株である。
「ピーター・リンチの株で勝つ」より引用
人気化している株はどんどん急騰していき、普通の理論では説明できないくらい企業の実力以上の株価がついてしまう。こうした人気株を買った人は夢を買っているようなもので、その夢が覚めたときには株価が上がる以上のスピードで急落してしまう。そしてもう1つ厄介なのが、買値以上に下がってしまうことだ。
超人気産業のなかの超人気会社の株は、世間の大多数の人の評価はとても高く、永遠に成長していき株価が下がることなどあり得ないような錯覚に陥らさせてくれる。もし超人気産業のなかの超人気会社に投資しようと考えてしまった場合は、ピーター・リンチの言葉を思い出し冷静に判断する必要があるだろう。
株の話から少し横道に逸れるが、今の時点で「通勤途中でも耳にし、つい周囲に押されて買ってしまいそうなもの」は『ビットコイン』だろう。「ビットコインの高値を更新した」とのニュースが、ヤフートップページを賑わすことがここ最近になって非常に多い。
ビットコインは、ピーター・リンチの言う超人気産業のなかの超人気会社の株にあたるのだろうか?その答えは誰にも分からないだろうが、つい周囲に押されて買ってしまうような魅力が今のビットコインにはあるように感じてしまう。なので、僕は今のビットコインの状況は超人気産業のなかの超人気会社の株にあたるように思えてならない。
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