ベンジャミン・グレアムの投資哲学

株の勉強

アメリカの投資家であり、「バリュー投資(価値投資)」の父と呼ばれるベンジャミン・グレアムの投資哲学とは以下の通りである。

バリュー投資の実践を始めた頃の彼は、保有キャッシュ額の半値以下で取引されている企業の発見に全力を注ぎ込んでいた。言葉を換えるなら、株式時価総額の2倍以上の現金を持っている企業をターゲットにしており、グレアム本人に言わせれば、これは”1ドルを50セントで買う”ことにひとしかった。グレアムはまたほかにもルールを決めていた。株価が”1株あたり利益”の何倍になっているかを示す指標、PER(株価収益率)が10倍以上の銘柄には手を出さない。購入後に株価が50パーセント上昇したら売却する。購入後の2年間でこの水準まで達しない銘柄は売却する

「史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール」より引用

僕の理解としては、ベンジャミン・グレアムの割安株とは貸借対照表の「流動資産合計」「負債合計」と「時価総額」を以下の計算式に当て嵌めたものだと認識している。

  • (流動資産合計 – 負債合計)/ 時価総額 = “2.0”以上が割安株となる!

過去、こういった銘柄は市場平均を上回るリターンを生み出してきた。

例えば1930年代から1980年代の米国市場を対象とした研究では、グレアム基準の割安株ポートフォリオは年率で市場平均(S&P500など)より2~5%高いリターンを達成したケースが報告されている。

だが現代ではグレアム基準の割安株は少なくなり、こうした銘柄を購入することは非常に難しくなってきている。

でも『1ドルを50セントで買う』というベンジャミン・グレアムの投資哲学を学び知ることは、株式投資で成功するためには非常に重要なことだと思う。

株式投資を始めて20数年経つが、慣れや惰性もあるのか最近特に何を持って割安とするのか?というこうとがブレることが多い気がする。そんな時こそ、グレアムの投資哲学を忘れずに株式投資に臨みたい。

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