ダイナミック型タイヤバランサーで世界トップシェアという素晴らしい企業概要に惹かれて、国際計測器の株を購入した。
ちなみに2020年10月23日に846円で100株購入したが、2021年4月13日時点の株価は731円となっている。14%の評価損を抱えている銘柄だ。
この銘柄で学んだことは、購入したタイミングの悪さだ。
10月23日に購入した直後に、決算発表で経常見通しの下方修正が発表された。それに反応して、株価も10%以上の下落している。
決算発表を待って、購入すれば良かった。と、心底思わせてくた銘柄だ。
国際計測器(7722)
2020/10/23に以下の株を購入。
- 国際計測器(7722)
846円で100株購入。
購入時の予想PER:9.8倍、実績PBR:1.08倍、ROE(実):14.43%
試験計測装置メーカー。ダイナミック型タイヤバランサーは世界トップシェア、シャフト歪み矯正機は国内トップ。
購入時のコメント
ダイナミック型タイヤバランサーは世界トップシェア、シャフト歪み矯正機は国内トップとあるが、その技術力がどれほどのものであるのか僕は評価できなかったが高シェア企業ということで購入。
自己資本比率の高さ(60.3%)や、キャッシュフロー状況を見ても着実に経営をしている印象が良い。上場先もJASDAQであり、今後東証1部・2部などの鞍替えで大きく跳ねる可能性もあると考えている。
小型株で着実に経営している企業を購入したいと考えているのであればお勧めできる銘柄である。
※
2020/11/05に、配当修正があり配当利回りが4.7%→3.3%程度になる。高配当銘柄としてもお勧めすることが出来なくなってしまったのが残念。
最後に
タイミングを狙って株を売買して利益を出すことは、とても難しい。その難しさについて、アメリカの経済学者で「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者であるバートン・マルキールは、この本の中でこう述べている。
1960年代半ばから90年代半ばまでの30年間に起こった大きな上げ相場の95%が、この期間の約7500取引日のうちのたった90取引日に起こったことを確かめている。もし全取引日の1%強にすぎない90日を外したとすると、株式投資の高い長期平均リターンの大部分は、実現しなかったことになる。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」より引用
株の売買タイミングの難しさについて興味がある方は、以下を参照して欲しい。売買タイミングの難しさや、バイ・アンド・ホールド戦略の優位性が理解出来るだろう。
株式で利益を得ようと思ったら、売買タイミングはあまり重要ではない。それよりかは、購入した株をいかに持ち続けるか、いわゆる「バイ・アンド・ホールド戦略」に徹する方が重要である。
それでも、株を買う時は決算タイミングに注意を払う方がよい。その方が、安定した気持ちで株を保有できる。と、僕は思ってしまう。
国際計測器を含む、持ち株の評価については以下を参照して欲しい。評価益が出た銘柄、評価損が出た銘柄について、何か掴むことが出来るかもしれない。
また、国際計測器の評価損と理由と今後の対応も検討している、興味がある方は、以下を参照して欲しい。
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