何のキャリアも築けない、弱小の個人投資家

株の本のイメージ(2022,23年) 株の勉強

良いキャリアを築くためのルールが3つある。(1)自分自身が買おうと思わないものを売らないこと。(2)尊敬しない人のために働かないこと、(3)いっしょに仕事をして楽しい人々とだけ働くこと。

「マンガーの投資術」より引用

上記は、バフェットのパートナーとしてバークシャー・ハザウェイを支えてきた伝説の投資家『チャーリー・マンガー』が、人生・教育・幸福の追及についての助言で述べている一言だ。

マンガーは、仕事をしていて楽しいと思えないのなら、たとえ数百万ドル稼いでいたとしても、それは貧しい人生を生きていることになると述べている。

僕がサラリーマンとして働いていた頃は、自分自身が買おうと思わないものを売っていたし、まったく尊敬できない上層部の意向を汲んで駒のように働いていたし、いっしょにいて楽しくもない人たちと共に笑顔で働いていた。そして、給料も決して高くなかった。

「仕事をしていて楽しいと思えないのなら、たとえ数百万ドル稼いでいたとしても、それは貧しい人生を生きていることになる」とマンガーは言っているが、安月給だったサラリーマン時代の僕は、名実ともに貧しい人生だったと思う。

今、僕は運よく株式投資で稼いだお金で生活している。サラリーマン時代と比べると、さらに収入は落ちたが、それなりに楽しい人生を歩んでいる。

その理由として、今の生活では、自分自身が買おうと思わないものを無理に売る必要はないし、尊敬しない人のために働く必要もない。いっしょに仕事をするという人はいないが、嫌いな人と無理に一緒に働く必要もない。

僕がとても素晴らしい能力の持ち主で、この世に蔓延る理不尽に正々堂々と立ち向かうような心の持ち主であれば、多分いまの生活に満足することはないだろう。

けど、これといった上昇志向もなく、朝目覚ましの音で起きるのが嫌で、1日何もしなくても何の後悔もない僕には、今の株式投資の生活は性に合っている。

たぶん、僕は素晴らしいキャリアを積むことを出来ないだろう。けれども、この性に合っていると思う今の生活が好きなので、こんな生活がいつまでも続いたらいいなと思う。

人生楽しんだもの勝ちという言葉があるが、僕は勝者なのだろうか?

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