資産を増やすには「人のお金」を使う。これが、今の世の中で資産を増やすための鉄則である。
この最たる例の一つは、不動産投資だろう。
銀行のアパートローンを使用して不動産に投資する。この方法は、少ない元手で大きなリターンを生み出すことのできる数少ない投資方法である。
アパートローンを利用して資産を築け
資産を増やすには「人のお金」を使うべきだ。
このことは、もと銀行員で不動産投資でも成功している人物が書いた「お金が貯まるのは、どっち!?」の本のなかでも述べられている。
この「お金が貯まるのは、どっち!?」の本のなかでは、資産をつくるための必須スキルとして「銀行の力を利用する」というのが重要だと言っている。
この「お金が貯まるのは、どっち!?」の筆者自身も、銀行のアパートローンを利用して資産を築いている。今では、6棟78室のアパート経営で年収7000万ほどの不動産収入を得ているそうだ。
そして、この筆者は不動産投資で悠々自適な生活が送れるのは、銀行からお金を借りたからだと述べている。
不動産投資のリスク
不動産投資は、人のお金を使って資産を築ける投資方法である。素晴らしいことに、元手が0円でも利益を生み出すことが出来る投資なのだ。
ただし、その素晴らしい投資はリスクの大きさを意味している。そもそも投資とは、リスクを大きく取るからリターンも大きくすることが出来るものなのだ。
では、個人が銀行からアパートローンを利用した場合の不動産投資のリスクとは何なのだろうか?僕は、分散できないリスクが最も高いと考えている。
例えば、銀行からアパートローンを利用して一軒家を購入したとしよう。
購入後に、その一軒家で自殺や隣に反社会的人物が引っ越してきたということが発生してしまった。そうなると、一軒家の価値の低下とアパートローンの返済という2重の苦が同時に襲い掛かってしまう。
そうなる確率は、とても低いかも知れない。だが、投資の世界では百年に一度の出来事が偶然にも起こってしまうとうことがよくある世界なのである。
こうしたリスクを避けるには、分散するのが有効である。同時に3軒の不動産に投資をしていれば、1つがダメになったとしても救われるかも知れない。
だが、個人で同時に3軒の不動産に投資できるほど銀行がアパートローンを貸してくれることは少ないのが現実だ。
ハイリスクだからハイリターン
世の中には、金融工学から生まれたリスクを出来るだけ低くしてリターンを高めようする投資が出回っている。こうした投資は、株式や債券・不動産などの幅広いものに分散された投資のことである。
例えば、マネックス証券ではの標準的なポートフォリオとして以下の内訳を提示している。
- 国内株式…保有比率:25.8%
- 先進国株式(ヘッジなし)…保有比率:19.7%
- 新興国株式(ヘッジなし)…保有比率:5.09%
- 先進国債券(ヘッジあり)…保有比率:33.7%
- 先進国社債(ヘッジあり)…保有比率:10.5%
- 国内REIT…保有比率:2.6%
- 海外REIT…保有比率:2.6%
このポートフォリオに投資した場合、10年間のリターンは想定で最低で79.29%、最高で213.91%を生み出すとされている。
分散投資について興味がある方は、以下を参照して欲しい。分散投資とそのメリットを知ることが出来るだろう。
だが、銀行のアパートローンを利用して元手0円で利益を生み出す不動産投資は、上記に比べて圧倒的にリターンは大きい。なにせ元手は0円で済むのだから。
だけど、その分リスクは大きい。最悪、自己破産まで追い込まれる可能性もあるだろう。
投資とは、リスクを大きく取るからリターンも大きくすることが出来る。
そういう意味でいうと、リスクを大きくとってもかまわないという人は不動産投資はオススメできる投資と言える。
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