投資や仕事、安定を求めるのなら『経済的な掘のある企業』にしよう

株の本のイメージ(2022年)株の勉強

小さい頃から親には「安定した会社で働きなさい」と言われきた。そうした親の期待に応えられずに、僕はちっぽけなソフトウェア会社に就職し今では株式投資でご飯を食べている。

親から見たら期待外れの愚息となってしまった。でも、親の想像を超えた息子になったとポジティブに思うようにしている。少しは明るく生きるのも大切だと思うからだ。

そういえば「安定した会社で働きなさい」言われていた当時は、またつまらないこと言っているなと思っていた。けれど今になって「安定した会社」というのは、働くにも、投資するにも重要なんだと改めて思ってしまう自分がいる。

人生とは分からないものだ。

掘のある企業

「千年投資の公理」の本に、経済的な掘のある企業の価値を以下のように述べている。

多くの人は、常識的に耐久性があるものには高い金額を払っても良いと考えている。台所用品から、自動車、家まで、長持ちするもには高い価格をつけることができる。
(中略)
同じことは株式市場でも言える。耐久力のある企業、つまり強い競争力を持つ企業は、ライバルに勝る優位性を持たないために数カ月でヒーローからゼロに落ちぶれるリスクをはらむ企業よりも価値が高い。

「千年投資の公理」より引用

株式投資をするのなら強い競争力を持つ企業、すなわち経済的な掘のある企業に投資をした方が良い。なぜなら、長期間利益を生み出してくれる可能性が高いからだ。

そして働く場合でも、経済的な掘のある企業で働くほうが良いと僕は思っている。

僕がソフトウェア会社で働いていたころに、経済的な掘のある企業というものが何社かあった。Windowsを有するMicrosoft、データベースで有名なOracle。日本企業で言えば、ファイル転送ソフトのセゾン情報システムズ、連結会計システムのディーバなどだ。

底辺ソフトウェア会社で働いていた僕でも、ときにはこうした経済的な掘のある企業の技術者と一緒に働くこともある。そうしたとき、経済的な掘のある企業の社員の単価の違いに驚いたものだ。そして悲しい現実だけど、この単価の違いは確実に給与の格差となって表れてくる。

また経済的な掘のある企業は、コカ・コーラがニューコークやC2の失敗で壊滅的な損失を被ったが核となるブランドで立ち直ったことなどを例にして、一時的なトラブルから回復する可能性が高いと「千年投資の公理」の本では言っている。

ジェットコースターのような人生を望むのならば、僕みたいなちょっとした失敗・損失からも立ち直れないちっぽけなソフトウェア会社で働くのも良いだろう。自分でコントロールできない部分で振り回されるのも、案外楽しいのかも知れない。

だが安定を望むのならば「経済的な掘のある企業」を知っておくことは、株式投資や就職する上でも、とても重要なことだと思う。

優位性は永遠ではない

経済的な掘のある企業と言えど、その優位性は永遠ではない。掘のある企業と思っていたが、別の企業が優れた機能を開発・発表した途端に優位性が消えてしまったハイテク企業などは数多くある。

永遠に安定が続く人生が無いように、永遠に優位性が続く企業と言うものは存在しないということだ。

そんな中で冒頭にある僕の親が言った「安定した会社で働きなさい」という言葉は、僕ならこう言い換えるだろう。『優位性が長く続く企業で働きなさい、そして優位性が長く続く企業達に投資しなさい』と。

結局はあの頃を親と一緒でつまらないことを言ってしまっている。子は親に似てしまうものなのかと、ちょっと笑えてしまう。

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