勇気を出して逆張りをする「アホルダー」

株の本のイメージ(2022,23年) 株の勉強

大半の投資家をひとくくりにして表せる言葉がある一つだけある。順張り投資家だ。すぐれた投資家はその対極にある。
(中略)
「他人が慎重さを欠いているときほど、自分たちは慎重に事を運ばなければならない」。よく引用されるウォーレン・バフェットの忠言の核にあるのはこの考えだ。バフェットは周りのみんなと反対の動きをすること、つまり逆張りを進めているのである。

「投資で一番大切な20の教え」より引用

「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「システムトレード」「長期投資」など、株式投資には様々な投資スタイルがある。

僕の投資スタイルは、日本の個別株を購入したら売らずにすっと持ち続けるスタイルだ。

どんなに決算が悪くなっても、企業の不祥事があっても決して売ることはしない。損切りなんて言葉は眼中にない、この投資スタイルはアホのように株を保有し続けることから巷では「アホールド」「アホルダー」と呼ばれている。

この「アホールド」の投資スタイルで成功しようと思うのなら、上記の「投資で一番大切な20の教え」にある逆張りの考えが非常に重要だと僕は思っている。

多くの人が株を売り、効率的市場なんて言葉がなくなったように株価がだだ下がりしている。そんな中で株を購入するには非常に勇気がいるが、「アホールド」の投資スタイルを貫くのなら勇気を出して株を購入すべきだ。

リーマン・ショック時に購入した銘柄

2008年9月15日に投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻し、リーマン・ショックと呼ばれる世界的な金融危機が発生した。このとき日本株も売りに売られ、日経平均ば7.000円を割り込み1982年以来24年ぶり安値を付けた。

株を売る人だらけのなか、僕は勇気を出し逆張りとして以下の銘柄を購入した。

  • オリコン(4800)
    →現時点の評価益(配当除く):208%
  • 平和(6412)
    →現時点の評価益(配当除く):145%
  • 蔵王産業(9986)
    →現時点の評価益(配当除く):272%

リーマン・ショック時に購入した銘柄の一部だが、実際にはもっと良い成績を残している銘柄も存在している。

あえて上記の銘柄を出した理由は、周りのみんなと反対となる逆張り投資で購入した銘柄は、2流・3流の銘柄だとしてもある程度のリターンは出せるということを確認したかったからだ。

最近、アメリカのシリコンバレーバンク(SVB)が破綻した。そしてリーマン級「世界同時不況」が起こるのではと言われている。100年に一度と言われたリーマン・ショックが、10数年でまた発生するのかと苦笑してしまう。

が、もし世界的な不況が発生し日本株が売りに売られたら、リーマン・ショック時のことを思い出して勇気を振り絞って株を購入したいと思う。

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