「価格.com」「食べログ」を運営するカカクコムと、競合他社のヤフー・楽天・ぐるなびの株価を比較してみた

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先日のブログで、「価格.com」を使用してコスパの良くノートパソコンを買う方法という記事を書いた。

僕自身、何か大きなものを買うときは「価格.com」を使用することが多い。そこで、今日は「価格.com」を運営するカカクコム(2371)の株価はどんな感じなのか?競合他社と比較してみて株を購入しても問題ないのか?ということを確認をしてみた。

カカクコム(2371)とは

カカクコムとは、情報サイト運営会社で日本最大の価格比較サイト「価格.com」や日本最大のレストラン検索・予約サイト「食べログ」を運営している。

カカクコムの株価チャートは以下の通り。2004年に購入していれば、株価20倍となった株価的には超優良の企業だ。

価格コムの株価チャート

カカクコムの状況

2020/12/04時点で、株価は:2,853円。PBR(実):13.5倍・PER(予):–倍(新型コロナウイルス感染症拡大による影響を合理的に算定することが困難なことから未定)、配当利回り(予):1.4%となっている。

財務状況として、売上・利益ともこの10年間右から上がりで営業利益・経常利益率は40%超え、ROEも平均40%超えと素晴らしい。キャッシュフローも安定しており、自己資本比率も67%と財務として文句一つない状況だ。

株価指標として、ここ数年間のPERの「最大値は『41倍』」で、「最小値は『18倍』」「平均値は『27倍』」となっている。

EPS(1株当たり利益)は、ここ直近では「2019/03(IFRS)は『81.1円』」、「2020/03(IFRS)は『89.1円』」と10%の成長となっている。また、2017/03のIFRS決算になってからのEPSの平均成長率は平均は9%となっている。

EPSが10%成長すると仮定して、2025/03(IFRS)の決算ではEPSが『143円』なる計算となる。そんなった場合、現時点の株価は2,853円なのでPERは『19.9倍』となる。このEPSの成長率とPERを算段すると、僕的には現時点の株価はちょっと高めだと判断している。

僕がこの会社の株を買うなら、PER(予)が20倍に近づいた時点で購入をすると思う。だが、こんな財務状況抜群の会社がPER(予)が20倍になるとは考えにくいのが難点なのだが。

競合他社との比較

カカクコムとの競合他社として、日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するZホールディングス(4689)、楽天(4755)、ぐるなび(2440)と比較してみた。

Zホールディングス(4689)、楽天(4755)は、金融サービス業など様々な事業を形態しているので単純比較とはならないが、それでも利益率はカカクコムが抜群に抜けており、キャッシュフローも1番安定していた。

ちなみにZホールディングス(4689)の過去3年間で1番高かった営業利益率は20%、楽天(4755)は過去3年間で15%、ぐるなび(2440)は13%となっている。カカクコムの営業利益率はここ10年間で40%超えを続けていることを見ると、カカクコムの強さが引き立っていることが分かる。

そういったことを考慮して、この中で株を買うなら僕は財務状況が抜群に良く圧倒的な利益率を誇るカカクコムを買うだろう。

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