フィリップ・フィッシャーから学ぶ、株式投資における配当金の考え方について

株の本のイメージ(2022年)株の勉強

僕が株を選ぶときは、出来るだけ高配当のものを選ぶことが多い。

その理由は、世界でも有名なフィナンシャル分野の教授であるジェレミー・シーゲル博士が述べている「株式市場のリターンは、配当再投資が最大の源泉になる」ということ。また「成長への投資は資金を過剰に消費してしまう底無し沼になるケースが多く投資家のリターンを食いつぶす可能性がある」ということに共感しているからである。

そういった意味から、僕は株を選ぶときには稼いだ利益の多くを配当に回してくれる高配当企業の株を買うことが多い。

だが、ハイテク株などの成長株投資で有名なフィリップ・フィッシャーは配当について以下のことを述べている。

優れた株を選ぶとき、配当については最低限しか考慮しなくてよい(最大限でなく)。これまで配当についてたくさん書いてきたが、一番おもしろいのは、配当について最も考えなかった人が、結果的には最も高い配当利回りを得ている場合が多いということだ。大事なことなので繰り返し書いておくが、5~10年期間で見た場合、最高の配当リターンを上げるのは高利回りの株ではなく、比較的低利回りの株なのである。特に利益率が高いのは、並外れた経営陣が立ち上げたベンチャー企業で、収益の低い割合しか配当に回さない方針を維持しつつ、実際の配当金額は少しずつ高利回りの株を超えていくような会社である。

「株式投資で普通でない利益を得る」より抜粋

僕が株式投資を始めて十数年経つが、フィッシャーが述べている配当の考えも理解できる。確かに僕の持っている持ち株の中で、収益の低い割合しか配当に回さない方針を維持しつつ、実際の配当金額は少しずつ高利回りの株を超えていくような会社というものが実際に存在するからだ。

インフォコム(4348)

僕が10年ほど前に購入した銘柄に「インフォコム(4348)」というのが存在する。

購入時の株価は214円で、そのときの配当は約8円(配当性向は約20%)であったと記憶している。それが今(2022/05/02)では、株価は2,179円。配当金は45円(配当性向は約40%)となっている。

インフォコムの株価チャート

購入時の株価で今の配当金で割ると、利回りは約21%となる。

インフォコムの株を購入した時には、配当金を重要視していなかった。そして結果的にはフィッシャーが述べている「5~10年期間で見た場合、最高の配当リターンを上げるのは高利回りの株ではなく、比較的低利回りの株なのである」となっている。

今回はたまたま上手くいっただけかも知れないが、株を購入する際には何が何でも配当を重視するという考えでなくても良いのかも知れないと思ってしまう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました