前回の記事でFX投資としてトルコリラに投資して失敗した話を書いた。
「円に対するドル」「ユーロに対する円」世界で最も売買が大きいと言われる通貨取引で儲ける能力は、僕にはないと自覚している。
でも、この大きな市場に対して何もしないのは何となくだが勿体ない気がする。そこでFXを扱っている会社の株を購入して、通貨取引の旨味をぼくも味わいたいと考えた。
ので、FX会社に投資するのならどこが良いのか調査してみた。
調査対象の会社
調査する会社として、預かり残高が多い上位4つの会社を対象にした。
- SBIホールディングス(8473)
総合金融サービスグループ会社。「SBI FXトレード」などを取り扱っている。 - GMOフィナンシャルホールディングス(7177)
個人投資家向け金融サービス持株会社。GMOクリック証券などを取り扱っている。 - 澤田ホールディングス(8699)
エイチ・エス証券・ハーン銀行を中核とする金融持株会社。「外為どっとコム」を持分法適用会社に持つ。
※「DMMFX」を取り扱う会社は上場していなかったため、除外した。
調査の結果
12/7日時点の株価状況は、以下の通り。
- SBIホールディングス(8473)
株価:2,912円、PER(予):–倍(業績予想の開示は行っていない)、PBR(実):1.44倍 - GMOフィナンシャルホールディングス(7177)
株価:689円、PER(予):–倍(業績予想の開示は行っていない)、PBR(実):2.13倍 - 澤田ホールディングス(8699)
株価:909円、PER(予):–倍(業績予想の開示は行っていない)、PBR(実):0.61倍
「SBIホールディングス」「GMOフィナンシャルホールディングス」「澤田ホールディングス」ともに、FXだけを取り扱っている訳ではないので単純に比較できないが、この中で僕が購入するなら「GMOフィナンシャルホールディングス」「澤田ホールディングス」のどちらかだ。
その理由として直近の決算を比較してみると、「GMOフィナンシャルホールディングス」の経常利益率が『29.8%』と圧倒的に高く、またEPS(1株当たり利益)が『51.5円』と株価と比較しても割安感がある。
「澤田ホールディングス」は経常利益率が『18.95%』と「GMOフィナンシャルホールディングス」に比べると低いが、EPS(1株当たり利益)が『181.7円』と「GMOフィナンシャルホールディングス」より圧倒的に株価が割安状態だからだ。
まとめ
通貨取引の規模は、国債や株式に比べて圧倒的に大きい市場である。FX会社を通して通貨取引している人もたくさんいるだろう。
この通貨取引で大儲けした人もいるだろうし、そこそこの儲けや損をしている人もいるだろう。中には、残念ながら退場していった人もいるだろう。トルコリラで大損した僕みたいにね。
通貨取引で儲けるセンスがなくても、もしかしたら通貨取引を扱う会社の株を購入すれば儲けることが出来るかもしれない。だって、僕みたいにトルコリラで大損したとしてもFX会社は儲かっているのだから。
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