バイオエタノール関連銘柄を買うならどれがいいのだろう?

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古本屋さんでクジ引きを引いたところ、なんと500円券の大当たり!普段の行いが良いということにしておこう!!ということで本でも買おうと色々探していたら誉田 哲也さん著の『幸せの条件』を見つけた。

この著者の本は何冊が読んでいたので、この本も面白いだろうということで先ほど大当たりした券で購入することにした。

とても面白くスイスイ読み進める本なのだが、この本のなかで以下の話が僕の興味を引いた。

現代農業はガソリンがなきゃ成り立たない。
(中略)
中東から油を持ってこないことには、俺たちは田んぼを耕すことも、その田んぼに苗を植えることもできない。

『幸せの条件』より抜粋

燃料も自給自足、地産地消で農業をすることはできないのか?そういう話のなかで出てきた農家の言葉だ。

とても面白い考えだなと単純に興味を持った。そして零細の個人投資家らしくバイオエタノール関連の銘柄ってどうなんだろう?調べてみることにした。

高配当のバイオエタノール関連銘柄

高配当のバイオエタノール関連銘柄をさがしていたところ、以下の3つが見つかった。

  • 三菱ケミカルグループ(4188)、配当利回り(予):3.82%
  • 住友商事(8053)、配当利回り(予):3.76%
  • ENEOSホールディングス(5020)、配当利回り(予):3.52%

それぞれ3つの銘柄について、EPS・BPS成長率から10年後の株価を予想してみた。

三菱ケミカルグループ(4188)

三菱ケミカルグループは、2022年3月に植物由来原料を用いたエチレン・プロピレンなどの事業化検討開始した。

  • (EPS予想)10年後の株価:–円
    (EPSがデコボコし過ぎて予想困難のため割愛)
  • (BPS予想)10年後の株価:2,109円
    (過去10年の業績からBPS成長率:6.7%の想定で算出)

2月9日時点の「三菱ケミカルグループ」の株価は、837.6円である。

BPSから求めた予想株価は2,109円なので、10年後の評価益は151.84%(年平均:9.68%)となる。

住友商事(8053)

住友商事は、サトウキビの搾りかす(バカス)由来のバイオエタノールの商用生産の協議に入った。そして、アジア初の工場をタイに新設。

  • (EPS予想)10年後の株価:7,192円
    (過去5年の業績からEPS成長率:9.3%、PER(全期間の平均):6.40倍の想定で算出)
  • (BPS予想)10年後の株価:5,695円
    (過去10年の業績からBPS成長率:6.3%の想定で算出)

2月9日時点の「住友商事」の株価は、3,323円である。

EPSから求めた予想株価は7,192円なので、10年後の評価益は116.43%(年平均:8.03%)となる。BPSから求めた予想株価は5,695円なので、10年後の評価益は71.38%(年平均:5.53%)となる。

ENEOSホールディングス(5020)

ENEOSホールディングスは、他会社と共同でバイオマスの利用・生産時の水素・酸素・CO2を最適に循環させて効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造する技術研究を進める「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」を設立。

  • (EPS予想)10年後の株価:–円
    (EPSがデコボコし過ぎて予想困難のため割愛)
  • (BPS予想)10年後の株価:1,203円
    (過去5年の業績からBPS成長率:2.4%の想定で算出)

2月9日時点の「三菱ケミカルグループ」の株価は、624.3円である。

BPSから求めた予想株価は2,109円なので、10年後の評価益は92.67%(年平均:6.78%)となる。

まとめ

『幸せの条件』より、バイオエタノールを利用したカーボンニュートラルの考えを知った。

このお話に興味がでて、実際にバイオエタノール関連銘柄を調査してみた。

どの銘柄も10年後には、まずまずのリターンをもたらしてくれると考えている。そしてチャンスがあれば、実際に株を購入してみたいと思う。

そう遠くない未来に燃料も自給自足・地産地消となる世界がくるのか?それとも、また別の画期的なシステムが生まれるのか?未来を楽しみに待ってたい!!

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