株価が上がったから正しい投資だったではない、「ピーター・リンチの株で勝つ」の株式投資のススメ

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前回の記事で、「ピーター・リンチの株で勝つ」から株式投資に向かないタイプの人とはどういう人なのかを紹介した。

今回は「ピーター・リンチの株で勝つ」から、株式投資において株価が上がったから正しいのかということについて紹介したい。

株価が上がったから正しい?

僕の株式投資のスタイルは、ファンダメンタル分析を中心とした投資スタイルだ。リトル・ファンダメンタル分析の研究生くらいの能力だが、それでも企業の財務状況や業績をもとに「企業の本質的な価値」を算出して、それをもとに株式投資を行っている。

そういったファンダメンタル分析を中心に株式投資をしている人に対して、覚えておくべき言葉が「ピーター・リンチの株で勝つ」に書かれているので紹介したい。

あなたが買った後で株価が上がったり下がったりするのは、同じ商品に対して他の人たちがもっと高値を払うか、それとも少なく払うかを表しているにすぎない。

「ピーター・リンチの株で勝つ」より引用

ファンダメンタル分析を中心に株式投資をしている人に対して、株価が上がったからそれは正しい投資で、下がったから正しくない投資だったという判断は誤った考えである。株価は、ファンダメンタル分析で算出した「企業の本質的な価値」と無関係である。このことを理解していないと、株式投資市場でカモとなってしまう。

もし、あなたが「株価が25%下がったら押し目買いする」という決心ができずに、「25%押したら売ってしまおう」という致命的に誤った考えを捨てることができないようなら、あなたは株式相場で正当な利益を得ることなど、決してないだろう。

「ピーター・リンチの株で勝つ」より引用

ファンダメンタル分析を中心に株式投資をしている人は、ときに大多数の意見と反対のことをしなければならない場面が存在する。その場面で行動するには大変な勇気が必要となる。そのときは、「ピーター・リンチの株で勝つ」で紹介されている文章を思い出して、株式投資市場で絶好のカモにならないようにしたい。

国際計測器(7722)

ピーター・リンチの「株価が25%下がったら押し目買いする」という言葉で、僕が思い出す銘柄は2020年10月に購入した「国際計測器(7722)」だ。

この国際計測器は、現時点(2022年6月)で△29.8%の評価損となっている。

リンチの言葉を借りれば押し目買いする銘柄となるのだが、まだまだ下がりそうで押し目買いする勇気が出ないのも事実である。と、いって損切りする勇気もない。

多分、このまま塩漬けとなるのだろう。そうしている間に、いつの間にか株価が復活して報われることもあるのが株式投資である。

ということで、国際計測器の銘柄は勇気を出して押し目買いするか、このまま塩漬けとしてほっておくかにしたい。そして、いつの間にか報われていれば良しとしようと思う。

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