PERが2倍台で超割安かつ高配当銘柄の「日本郵船」を購入してみた

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8月上旬くらいから、高配当銘柄として「日本郵船」が登場してきた。僕は、この「日本郵船」を配当利回り(予):8.36%の状態で株を購入した。

僕は 「日本郵船」 の株を購入したときに、2020年10月に「コニカミノルタ」が高配当銘柄として登場し衝動的に購入したことを思い出す。結果として 「コニカミノルタ」 の株価は約2倍に上昇し、まずまずの成績を残したことを思い出す。

「日本郵船」も「コニカミノルタ」と同じ道を辿ってほしいのだが、当時の「コニカミノルタ」との大きな違いは、2020年10月時点で「コニカミノルタ」は赤字でありPERの算出も出来ない状態であった。だが「日本郵船」は業績を上方修正しPER(予):2.8倍と、あまり見ないくらいの数値となっている。

この超低PERで高配当の銘柄を購入した場合、株価はどのような道を辿るのか?それを確かめるだけでも、非常に楽しみとなる銘柄だと僕は思う。

日本郵船(9101)

2021/8/18に以下の株を購入。

  • 日本郵船(9101)

8,370円で100株購入。
購入時のPER(予):2.8倍、PBR(実):1.85倍、ROE(実):25.59%、配当利回り(予):8.36%

海運で国内首位、世界では2位の日本を代表する海運会社

日本郵船のここ数年の株価チャートは以下の通り。

日本郵船の株価チャート

購入時のコメント

売上について、ここ3年は減収が続いている。だが今期の2022年03月期決算の売上については、会社予想で18,500億円であり3期振りに増収となる見込みである。

純利益について、2019年03月期決算で赤字を計上して以降は大幅な増益を続けている。

日本郵船は海運業に分類されており、海運業全体の市場平均のPERは12.1倍となっている。日本郵船の現時点でのPER(予)は2.8倍で、海運業全体の市場平均と比較してかなりの割安感がある状態である。

純利益の利益率については、増益が続いている2020年03月期決算以降は大幅に上がっており、今期の2022年03月期決算では利益率は27%となる見込みである。この利益率は、同じ海運業の「商船三井」と比較しても遜色はない。

キャッシュフローについては、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が3回あり、安定感があるとは言えない。

配当については、前期の2021年03月期決算は1株:200円だったのだが、今期の2022年03月期決算では1株:200円→700円と大幅な増配となる見込みである。

最後に

今回購入した「日本郵船」は、8/4(水)に業績及び配当を上方修正した。その結果、PER(予):2.3倍で配当利回り(予):10.1%となった。

業績を上方修正した理由は、以下の通りだ。

定期船事業における当社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.の業績は、旺盛な輸送需要の継続に伴い、想定を上回って推移しています。物流事業においても需給が引き締まった状況が続いており、収支が良化しています。また不定期専用船事業では、好調なドライバルク市況等により収支の良化を見込み、業績予想を上方修正しました。

「日本郵船」の「2022年3月期業績予想並びに配当予想の修正に関するお知らせ」より引用

定期船事業における当社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.(以下 OCN)は、日本郵船・商船三井・川崎汽船の海運大手3社のコンテナ船事業を切り離し、経営統合した株式会社である。

OCNは、コストの削減やコンテナ船事業の立て直しと国際競争力の強化を目ざして立ち上げた会社であり、2018年4月から営業を開始。2020年(令和2)6月時点でコンテナの輸送能力は158万TEU(20フィートコンテナ換算)と世界6位(世界市場でのシェア6.7%)の規模となっている。

海運会社のコスト削減策と今回の旺盛な輸送需要が伴って、大幅な増益に繋がったみたいである。

今後どこまでこの業績が維持できるのかは、いろいろネットで情報を集めてみたが、いまいち分からない状態である。

それでも、現時点の「日本郵船」のPERや配当利回は相当いい感じであり、その割安感は魅力的である。

「日本郵船」の未来の業績は分からないけど、現時点でかなり魅力的な株価であると思えるので購入することにした。

そして機会があれば、現時点でもかなり低PERとなっており魅力的な「商船三井」「川崎汽船」の株も購入してみたいと思う。

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