2024/4/19の日経平均は大幅反落、終値は前日比1,011円安の3万7,068円で2月9日以来の安値となった。前日の米ハイテク株安や長期金利の上昇、イスラエルによるイランへの報復攻撃が重なり大きく下げる要因となった。
これだけ大きく下げているだったらチャンスのはず・・
ということで良い株がないかと探していたら、中堅・中小向けにSaaS型ECサイトを提供している「コマースOneホールディングス」という会社を見つけたので株を買うことにしてみた。
コマースOneホールディングス(4496)
2024/4/19に、817円で100株購入。
- コマースOneホールディングス(4496)
中堅・中小向けにSaaS型ECサイトを提供 - 購入時の株価指標
PER(予):13.5倍、PBR(実):2.10倍、ROE(実):17.99%、配当利回り(予):4.83%、自己資本比率:74.6%
業績の状況
ここ5年で赤字は一度もなく、利益・売上ともに10年ベースで10%越えの成長をしており、利益率も15%以上となっている。
キャッシュフローについて、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年はない。ただ利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)を見ると、質の高い利益を生み出しているは言い難い会社である。と言っても、気にするほどではないと判断している。
配当については、儲けを配当に回すことにしたのか今期から配当を実施。配当性向も50%以上と高め。
ここ最近は利益がちょい下がりの状態だが、売上は右肩上がりの状態だ。利益は足踏み状態なのだが気にし過ぎるほどでもないと判断しているので、今後のさらなる成長に期待したい。
損益計算書の確認
「コマースOneホールディングス」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?損益計算書を確認してみた!!
粗利率はここ5年で50%以上、最終的な利益率も平均15.0%と優秀さを伺える。販売管理費がやや高いのは気になるが、これもIT会社の宿命とも思える。
有利子負債が少ないのも自社の儲けで十分やっていけてる状態を表しており良い感じである。
損益計算書を見る限り、優秀な企業と言って問題ないと考えている。
貸借対照表の確認
「コマースOneホールディングス」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?貸借対照表を確認してみた!!
長期借入金はなく、有利子負債を余裕で返せるほどの現金を保有している。た多額の設備投資もなく、借入に頼らずとも十分にやっていける企業である。
貸借対照表上を見る限り、優秀な企業と言える。
キャッシュフロー計算書の確認
「コマースOneホールディングス」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?キャッシュフロー計算書を確認してみた!!
ここ10年の当期利益と有形固定資産取得による支出を見ると、圧倒的な資本的支出の低さが伺える。また、自己株式の取得をしているのも好感が持てる。
キャッシュフローを見る限り、優秀な企業と言って問題ないと考えている。
今後の株価予想
「コマースOneホールディングス」のEPS成長率から10年後の株価を予想してみた。
- 10年後の株価:2,345円
(過去5年の業績からEPS成長率:10.7%、PER(過去2年間の平均):13.9倍の想定で算出)
想定通りに行くと、10年後の平均収益率(配当除く)には11.1%となる。良い感じである!!
また、「コマースOneホールディングス」のBPS成長率から10年後の株価を予想してみた。
- 10年後の株価:4,264円
(過去5年の業績からBPS成長率:19.7%、PBR(過去1年間の平均):1.94倍の想定で算出)
想定通りに行くと、10年後の平均収益率(配当除く)には18.0%となる。めっちゃいい感じである!!
まとめ
日経平均が1,000円以上下げたときに株を買うという行動を起こせた自分を褒めたい。ただそれだけ・・
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