「日本コンセプト」に続いて、高配当株の「エスケーエレクトロニクス」を購入してみた

株取引

2024/3/12に「日本コンセプト」株を購入したのだが、日経平均の下げ幅は500円を超える場面があったので高配当株の「エスケーエレクトロニクス」株も購入することにしてみた。

購入時の「エスケーエレクトロニクス」株は、割と低めのPER・PBRである。

低めのPER・PBRで、かつ高配当。高配当株投資の王道のパターンの銘柄はどのような結果になるのだろうか?10年後、20年後の結果を楽しみにしたい!!

エスケーエレクトロニクス(6677)

2024/3/12に、3,150円で100株購入。

  • エスケーエレクトロニクス(6677)
    液晶ディスプレイ製造用のフォトマスクが世界シェアトップクラスのフォトマスクメーカー。
  • 購入時の株価指標
    PER(予):9.5倍、PBR(実):1.10倍、ROE(実):11.24%、配当利回り(予):5.24%、自己資本比率:75.6%

業績の状況

2020年に新型コロナの影響か赤字を出しているが、利益・売上について10年ベースでみるとそれぞれ4.3%、6.2%の年平均成長率となっている。

当期利益率については10年平均利益率は10.2%とまずまずの数字だが、半導体製造装置の同業種銘柄と比較するとやや物足りない数字となっている。

キャッシュフローについて、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が3回あり、やや安定性に欠ける。だが利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)を見ると、非常に質の高い利益を生み出している企業と言える。

配当については凸凹しているが、ここ3期連続で増配しており業績の好調さが伺える。

ここ10年の業績だけでみれば、2020年にコロナで赤字となったもののV字回復を成し遂げ好調さキープしている良い感じの銘柄である!!

損益計算書の確認

「エスケーエレクトロニクス」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?損益計算書を確認してみた!!

粗利について、2020年の赤字になる前は30%以上の年もあったのだが2020年以降は30%以下を切っている状態である。この辺が復活してくれば、業績も一気に伸びてくると思われる。

ここ20年レベルでみると赤字も何回か出しているのだが、それでも出来るだけ借入に頼らず支払い利息を抑えているのは良い印象を受ける。

損益計算書を見るとまずまず競争の厳しい業界の企業だが、それでも借金に頼らずにまずまずの利益を生み出せる企業といった印象を受ける。

貸借対照表の確認

「エスケーエレクトロニクス」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?貸借対照表を確認してみた!!

借入金も少なく有利子負債を余裕で返せるほどの現金を保有している。抜群の堅実性を感じる。

棚卸資産は、ここ数年急増している。売上と比較しても棚卸資産の急増スピードは早く、商売が波に乗ってきたのか?過剰在庫とならないのか?判断が難しい・・

ここ10年で内部留保はかなりいい感じで増加しており、ごく少量だが自社株買いもしていることは好感が持てる。

貸借対照表上を見る限り、内部留保の増加スピードが目に付く。この感じで内部留保を蓄え、高配当&大量の自社株買いの実施を期待したい。

キャッシュフロー計算書の確認

「エスケーエレクトロニクス」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?キャッシュフロー計算書を確認してみた!!

ここ10年の当期利益と有形固定資産取得による支出を見ると、約124%を資本的支出に充てている。利益を超す額を資本的支出に充てているので競争の激しさが伺える。それでも、壊滅的と思われるほどの競争には巻き込まれていないと判断している。

ここ10年で少量の自社株買いをしているのだが、株価指標(PER、PBR)から見てもう少し自社株買いをしてもいいのではと判断している。競争に勝ち抜くために資本的支出に充てるお金を十分に残しておきたいのかも知れないのだが・・

今後の株価予想

「エスケーエレクトロニクス」のEPS成長率から10年後の株価を予想してみた。

  • 10年後の株価:4,709円
    (過去10年の業績からEPS成長率:6.2%、PER(過去2年間の平均):7.9倍の想定で算出)

想定通りに行くと、10年後の平均収益率には4.1%となる。PRRを低めに見積っているので、PERが想定を超えればもう少しマシな収益率が期待出来る。

また、「エスケーエレクトロニクス」のBPS成長率から10年後の株価を予想してみた。

  • 10年後の株価:7,331円
    (過去10年の業績からBPS成長率:13.0%、PBR(過去2年間の平均):0.71倍の想定で算出)

想定通りに行くと、10年後の平均収益率には8.8%となる。配当を除いての数値なので、まずまず期待できるのではなかろうか。

まとめ

PER・PBRともに割と低めで、かつ高配当の株を購入することが出来た。

やや資本的支出が高いのが気になるが、それでも期待に胸が高鳴る銘柄である。末永く付き合っていきたい!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました