株式投資で成功するためには、銘柄選択が重要である。が、それと同じくらい「コスト」への気配りも重要だ。
株式投資に関する本を読んでいると「低コストで運用するほどリターンが高くなる」という検証結果を見ることが多い。
成長株投資の先駆者で、優れた成長企業を見抜くことで有名なフィリップ・フィッシャーでさえも以下のように述べている。
株式の買い付けさえ正しくできれば仕事はほぼ終わったものと考えてよい。売却のタイミングは(中略)まず考える必要はない。保有し続けるのが最良の策である。
「マネーマスターズ列伝」より引用
競馬で馬券を買うと大体20~30%の主催者が収益としてピンハネしていく。その残りを馬券が当たった者で分けていく。この運用ルールがあるからこそ競馬は勝ちにくい。
これと似た意味で、株も売却して利益が出たら利益の約20%を国が税金として持っていく。そして、中には株(投資信託など)を持っているだけで年1%~数%程度を運用・管理費用として金融機関が持っていくものも存在する。
こうしたコストへの気配りができない人ほど株は勝ちにくくなる。
株式投資は銘柄選択は重要だ。でも、それと同じくらい「コスト」への気配りも重要だ。そして、「コスト」への気配りは株の超初心者でも出来るものだ。
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