今の株価は適正なのか、バブルなのか?指標を使って日経平均を確認してみた

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前回の記事で、電撃小説大賞受賞作「ちょっと今から仕事やめてくる」を紹介した。

この記事のなかで、コロナ禍で就職活動をする人は大変であること。そして、現在の株式市場は(僕の体感的にだが)まずまずの価格を付けており、ひと昔前に比べて株式で資産を形成することは難しくなったという内容を書いた。

この記事を書いたときには、感覚的に日経平均がまずまずの価格を付けていると認識していた。が、本当にこの感覚は正しいのだろうか?PER・PBRといった株式指標を使って実際に確認してみた。

日経平均株価を確認

以下は、1985年以降の日経平均株価のチャートだ。この日経平均株価チャートを使って、それぞれの時期のPER・PBRを確認してみた。

日経平均の株価

  • 1989年12月、バブル期における日経平均のPER・PBR
    PER:61倍
    PBR:5.6倍
  • 2004年9月、ITバブル崩壊後から立ち上がってきたときのPER・PBR
    PER:18.1倍
    PBR:1.63倍
  • 2012年5月、東日本大震災から立ち上がってきたときのPER・PBR
    PER:16.2倍
    PBR:1.01倍
  • 2015年5月、第2次安倍内閣発足し景気が経済が活性化しだしたときのPER・PBR
    PER:17.4倍
    PBR:1.47倍
  • 2020年12月、コロナ禍における現時点でのPER・PBR
    PER:24.4倍
    PBR:1.19倍

ITバブル崩壊・東日本大震災を乗り越えたり、第2次安倍内閣発足して経済が回りだした頃のPERに比べて、コロナ禍における現時点のPERは比較的に高めになっている。

日経平均のPERが14~16倍が適正水準と言われているなかで、PER:24.4倍というのはバブルとは言えないがそれなりに高値にあると言えるだろう。

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