暖かくて楽しい気持ちにさせてくれる本、「町長選挙」

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前回、とにもかくにも笑える本として直木賞受賞作の「空中ブランコ」を紹介した。

今回は、「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に続くシリーズ第3弾の「町長選挙」を紹介したい。

この物語の主人公である神経科の医学博士・伊良部一郎が活躍するシリーズは、完結こそしていないのだが「町長選挙」を最後に出版されていない。

ちなみに「町長選挙」が出版されたのは単行本が2006年4月に文藝春秋で、単行本が2009年3月に文春文庫となっている。

「町長選挙」が出版されてだいぶ年月が経ち、もうこのシリーズは発表されないのかもしれない。が、もし新たなシリーズが発表されることがあれば伊良部一郎のハチャメチャな物語を読んでみたい。

「町長選挙」

今回の紹介する「町長選挙」は、「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」の4つの短編で構成されている。

どのお話も大変面白いのだが、この「町長選挙」では主人公である伊良部一郎だけでなく、付き添いのFカップ看護師でクールビューティーな「マユミちゃん」がとても良い味を出している。

クールビューティーな「マユミちゃん」が幼稚園児にジャイアントスイングをしたり、過疎地の町民にドロップキックを食らわせたりする暴れっぷりは読んでいて痛快だった。

「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と両シリーズを読んだ人は、「町長選挙」もぜひ読んで欲しい。この本を読めば、とても暖かくて楽しい気持ちにさせてくれるのだから。

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