水野敬也の著作による自己改革エンタメ小説「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」に、以下の記載がある。
頑張れない。長続きしない。
そういう経験がどんどん積み重なって、いつからか、私は目の前の努力じゃなくて、目に見えないものの中しか希望が見出せなくなっていた。それが正しいことじゃないのは、心のどこかで分かっている。でも、そうする以外に方法がない。だって、私には現実の壁が高すぎるから。その高すぎる壁を直視したら、どたんに絶望が襲いかかってくる。
「夢をかなえるゾウ3」より引用
これは「夢をかなえるゾウ3」に出てくる、人生くだりのエスカレーターに乗りかかった夢をあきらめきれない女性社員の言葉だ。この言葉は僕の心に突き刺さるモノがある。
僕自身、頭がよくないため学校でも落ちこぼれていた。そして、社会に出ても仕事が出来るわけではないので、社会人としても落ちこぼれていた。
ようするに負け続けてきた人生だ。負け続けてきた人生を過ごすと、どうしても『頑張れない。長続きしない』という状態になってしまう。だって、何をしても負けるのだから。
では、どうすれば『頑張れない。長続きしない』という状態を抜け出すことが出来るのだろうか?その方法は「夢をかなえるゾウ3」を読んで欲しい。この本に『頑張れない。長続きしない』という状態を抜け出す具体的は方法が書かれており、その内容はこれかの人生に大変役立つものであると僕は思う。
長続きしている株式投資
僕が株式投資を始めて20年くらいになる。何事も『頑張れない。長続きしない』僕が20年も物事を続けているだけでも驚きなのに、いまだに株式投資の本を読み漁っている。
なぜ株式投資だけは『頑張って、長続きしている』状態なのだろう?
そもそも僕が株式投資を始めたきっかけは強い不安や絶望からだ。強い不安や絶望というのは、とても不幸なことなのだが、何かを始めるキッカケにもなる。そのキッカケが、僕にとって株式投資であった。
そして強い不安や絶望から始めた株式投資なのだが、なぜか僕の性に合っていた。そして、なぜか不思議と株式投資である程度儲けることが出来た。
株式投資で儲けることができた理由を、いま考えてみると、優秀な人の真似をして株式投資をしているからだと思う。僕は「ウォーレン・バフェット」「ピーター・リンチ」「ジェレミー・シーゲル」「バートン・マルキール」などの本を読み、その本に書かれていることをそのまま株式投資に生かしている。
この優秀な人の株式投資の考え方や、やり方が僕の性に合っていたのだろう。「リーマンショック」や「コロナショック」などを乗り越えて、大変ありがたいことに凡庸な僕でも株式投資である程度の資産を築くことが出来た。
自分の感覚に合って、ある程度の成功できる物事であれば、凡庸な僕でも『頑張って、長続きしている』状態になる。人生とはつくづくよくわからないものだと思ってしまう。
2020年の株式投資の成績
僕が株式投資を始めて20年くらいになるが、しっかりと記録をつけ始めたのはブログを始めだした2020年10月からだ。ということで、2020年(2020年10月~12月末)に購入した株式投資の成績はどうなのかを確認してみた。
僕は2020年に18銘柄購入している。そして、その結果は評価益:39.8%(配当金のリターンは除く)であった。
同期間の日本株の代表的なインデックスファンドの成績は以下の通りで、
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、暴騰率:25.22%
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、暴騰率:24.75%
アメリカや全世界株の代表的なインデックスファンドの成績は以下の通りである。
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、暴騰率:58.91%
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、暴騰率:49.72%
日本株のインデックスファンドを上回ることができたが、アメリカや全世界株のインデックスファンドの成績には遠く及ぶものではなかった。とは言え、2年弱で評価益が39.8%(配当金のリターンは除く)というのは、僕にとって出来過ぎな成績である。
凡庸な僕が、唯一と言える『頑張って、長続きしている』ものである株式投資。
頑張って、長続きできるものが株式投資であることが、僕の人生にとってベストだとは決して思わない。だが、自分の性にあって、それでいてある程度の結果が出せている株式投資に出会えたことには感謝している。
そしてこの感謝の気持ちとともに、引き続き優秀な人の株式投資についての本を読み続けていこうと思う。
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