日経平均が3営業日で合計1000円以上下げていたので「アバールデータ」株を購入

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2023/10/24は、日経平均が前日までの3営業日で合計1000円以上も水準を切り下げていた。また中東情勢の不透明感や高止まりする米金利動向への警戒感から、一時は400円以上も下落する場面もあった。

こんなに下げているのなら株を買おう!ということで、いつもながら何か良い高配当株はないかと探していたら「アバールデータ」を見つけた。

「アバールデータ」はPERが低く、ROE・自己資本比率・配当利回りも高い。そして何より売上や利益も右肩上がりだ。

めっちゃいい感じだと思って株を買ってみたのだが、あまりに良すぎて何か見落としているのではと一抹の不安もある。どうなることか楽しみにしながら末永く保有したい。

アバールデータ(6918)

2022/10/24に、5,800円で100株購入。

  • アバールデータ(6918)
    半導体製造装置用制御機器のメーカー
  • 購入時の株価指標
    PER(予):6.6倍、PBR(実):1.82倍、ROE(実):21.74%、配当利回り(予):5.35%

業績の状況

「アバールデータ」の売上について、ここ10年間は年平均で約11.2%の成長率となっている。ただ、今期の売上予想は前期比△9.7%の減収となる見込みである。

当期利益については、ここ5年間は年平均で約45.4%の成長率となっている。また、今期の当期利益予想については前期比30.2%の増益となる見込みである。

当期利益の利益率について、過去10年の平均利益率は約12.3%となっている。

キャッシュフローについては、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が3回ありキャッシュフロー的に安定しているとは言い難い。

配当については基本的に右肩上がり状態で3期連続で増配している。

利益の質

利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)の状況は、以下の通りである

  • 2021/03月決算 当期利益:1,358百万円 営業CF:1,990百万円
    →アクルーアル:△632百万円
  • 2022/03月決算 当期利益:1,492百万円 営業CF:△323百万円
    →アクルーアル:1,815百万円
  • 2023/03月決算 当期利益:4,270百万円 営業CF:454百万円
    →アクルーアル:3,816百万円

過去3年の状況をみると、アクルーアルがマイナスとなっているのは1回だけである。ので「アバールデータ」は、残念ではあるが毎年質の高い利益を生み出している企業とは言えない。

「消費者独占型」企業を見分ける8つの基準チェック

株式投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、「消費者独占型」企業を見分けることができる8つの基準があると述べている。

「消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか」については、僕自身アバールデータの製品を深く理解していないので正直分からない。

だが「1株当たり利益(EPS)が力強い増加基調にあるか」「多額の負債を抱えていないか」「株主資本利益率(ROE)は十分に高いか」等については、はっきりと〇と答えることが出来る。

BPS成長率からの期待収益率

過去10年のBPS成長率(約10.3%)から「アバールデータ」の10年後のBPSを算出すると9,063円と想定出来る。

この値を10年後の株価とした場合、5,800円で購入した「アバールデータ」株は今後10年で年平均4.6%の収益率(配当除く)をあげてくれると想定できる。

EPS成長率からの期待収益率

過去5年のEPS成長率(約45.4%)から「アバールデータ」の10年後のEPSを算出すると29,322円と想定出来る。

また「アバールデータ」の過去5年で最小値のPERが4.5倍。10年後のEPSと過去5年の最小値PERを使って10年後の株価を算出すると131,947円(29,322円×4.5倍)となる

想定通りであれば、5,059円で購入した「アバールデータ」株は年平均36.7%の収益率(配当除く)を叩き出してくれるはずである。

まとめ

久しぶりに日経平均が下落している中で良い株を買うことが出来た。

今後も日経平均が下落するのなら、それに合わせて良い株を買っていきたい!

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