株式投資の判断基準は、10年後も欲しいものをつくっている会社かどうかが重要である

本棚の画像 株の勉強

世界一の株式投資家と名高いウォーレン・バフェット。彼は銘柄選びに関して、数々の名言を残している。

その名言のなかで、銘柄を選ぶ際に心にとどめておきたい言葉がある。その言葉とは、以下のものだ。

10年、50年たっても欲しいとみんなが思うものをつくっているかどうか、これが私の投資判断の基準です。

「ウォーレン・バフェット成功の名語録」より引用

10年後も欲しいものをつくっている会社の株を買え

バフェットにとって優良企業とは、大企業や華々しい業界で活躍している企業ではない。

今だけでなく今後も長く活躍し続ける企業が「優良」の条件であり、言い換えるなら人気商品よりも定番商品を、派手なものより信頼できるものを作っている企業こそが、バフェットにとっての「優良企業」なのだ。

短期的に活躍し、素晴らしい業績を上げる企業はたくさんある。僕もそうした華々しい企業に目が向いて、そうした企業の株を買ってしまう。

だが、そうした企業のほとんどが素晴らしい業績を維持し続けることはなく、業績の下落とともに株価も下落していく。そういう現実を、僕は何度も味わってきた。

だからこそ、バフェットは「10年、50年たっても欲しいとみんなが思うものをつくっているかどうか」を投資の判断基準にしているのだろう。

今後も長く活躍し続ける企業こそが本当の「優良企業」であり、株式投資で成功するためにはそうした企業に投資すべきなのだ。

僕が保有する「優良企業」の株

僕が株式投資してきたなかで「東映アニメーション」という銘柄がある。この銘柄の評価益は約20倍以上となっており、数少ない大きな評価益を叩き出している保有銘柄だ。

東映アニメーションの株価チャート

この「東映アニメーション」は、売上や利益などの業績と株価を比較して割安と判断して購入したものだ。

だが、あとから考えてみるとバフェットにとっての「優良企業」の条件である『10年、50年たっても欲しいとみんなが思うものをつくっている企業』に当て嵌まっていたのではないかと思っている。

「東映アニメーション」は大手アニメーション制作会社であり、劇場・テレビ向けアニメ作品の企画・映像製作・放映権販売などを行っている会社だ。

そして僕が考える限り「アニメを見る」という行為は、10年・20年後も続いている行為だと思っている。

また「東映アニメーション」には代表作品として『ワンピース』『ドラゴンボール』『プリンセスプリキュア』『セーラームーン』『スラムダンク』『聖闘士星矢』などがあり、これらの作品は10年後もアニメ作品として見続けられていくものだろう。

こうしたことから、「東映アニメーション」はバフェットのいう『優良企業』に当て嵌まると僕は考えている。だからこそ、株価も右肩上がりの状態になっているのではないだろうか?

それでも「優良企業」と思われた企業がほんのちょっとしたことで躓いて凋落し株価が下落する。そういうことが起こりうるのが株式投資というものだ。

だからこそ、あまり過信せずに、でもちょっとは楽観的に「東映アニメーション」の株を保有し続けたいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました