利益のデコボコが激しい「昭和真空」の株を購入してみた

株取引

2024/1/5、日経平均株価は4日ぶりに反発し前日比89.13円(0.27%)高の3万3377.42円で終えた。

同日にBPSがマイナス成長となっている高配当の「ベリテ」株を購入したのだが、他にも何かないのかなと探していると同じ高配当株の「昭和真空」株を見つけたので購入することにした。

最近は、高配当ならほかのことに目をつぶって購入することが増えた。でも直近の株のリターンを見ていると、ただ高配当というだけで購入するのは危険なような気もしてきた。

昔はただ高配当株を買うというだけで十分なリターンを得てきたのだが、そろそろ高配当以外のことにも気を付けて購入した方が良い。そう考え出した今日この頃である。

昭和真空(6384)

2024/1/5に、1,400円で100株購入。

  • 昭和真空(6384)
    水晶デバイス製造装置で圧倒的シェアを誇る水晶デバイス製造装置メーカー
  • 購入時の株価指標
    PER(予):95.7倍、PBR(実):0.77倍、ROE(実):6.90%、配当利回り(予):5.00%

業績の状況

「昭和真空」の売上について、ここ10年間は年平均で約3.0%の成長となっている。ただ、今期の売上予想は前期比△17.5%の減収となる見込みである。

当期利益については、ここ10年間は年平均で約27.4%の成長率となっている。ただ、今期の当期利益予想は前期比△88.4%の減益となる見込みである。10年平均成長率が約27.4%と高い成長を誇っているが、これは10年前の利益がだた下がりしていたためである。3年・5年の直近では当期利益はマイナス成長である。

当期利益の利益率について、過去10年の平均利益率は約7.2%である。この数字は同行他社と比べてかなり良い数字である。

キャッシュフローについては、ここ10年でフリーキャッシュフローのマイナスが3回あり、キャッシュフロー的には安定しているとは言い難い。

また利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)については、営業キャッシュフローのデコボコも激しく質の高い利益を生み出している企業とは言い難い。

配当については、ほぼ右肩上がりの状態である。利益がデコボコしている状態でも安定的に配当を増やしていることについては、非常に好感の持てる企業だと思う。

今後の株価予想

「昭和真空」のEPS成長率から10年後の株価を予想してみようとしたが、利益がデコボコし過ぎ意味のないものになるので割愛。

ので、「昭和真空」のBPS成長率から10年後の株価を予想してみた。

  • 10年後の株価:3,892円
    (過去10年の業績からBPS成長率:7.6%の想定で算出)

BPSから求めた予想株価では10年後の評価益は178.03%(年平均:10.77%)となる見込みである。

10年後のPBRがどう評価されるのかでBPSから求めた10年後の株価予想は変わってくるのだが、それでも着実に成長してくれる企業だと思っている。

まとめ

技術力のある超高シェア企業の株を購入したので将来が楽しみである。

利益はデコボコしているがBPSは着実に積み上げているし、配当も着実に増やしている。僕的にはとても好感の持てる企業である。10年、20年、30年と長い付き合いをしていきたい。

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