日経平均株価が4日続落、そんな中で大手ばねメーカーの「パイオラック」株を購入

株取引(2022年) 株取引

米インフレや利上げ警戒が引き続いている中で、2022/10/13日の日経平均株価は4日連続で下落している。

日経平均などの株価指数はリアルな社会を正しく表しているのだろうか?日経平均などの株価指数は、参考にはなるがそれが全てを表しているとは思えない。学校の成績表みたいなものだと僕は思っている。

ということで、今日もフワッとした周り空気を参考にしながら、リアルな財務情報をもとに割安な株を探して購入しようと思う。

パイオラックス(5988)

2022/10/13に以下の株を購入。

  • パイオラックス(5988)
    大手ばねメーカー。世界トップシェアの開閉機構部品などを様々な製品を製造している。

1,810円で100株購入。

株価指標とチャート

購入時の株価指標は以下の通り。

  • 購入時のPER(予):14.0倍、PBR(実):0.62倍、ROE(実):4.46%、配当利回り(予):7.0%

「パイオラックス」は金属製品業に分類されており、現時点での金属製品業全体の市場平均のPERは27.27倍となっている。「パイオラックス」の今期のPER(予):14.0倍となっており、ガラス・土石製品業全体の市場平均と比較してかなりの割安状態である。

パイオラックスの株価チャート

業績の状況

「パイオラックス」の売上について、ここ10年間は年平均で約1.7%の成長となっている。また、今期の売上予想は前期比13.7%の増収となる見込みである。

当期利益については、ここ10年間は凸凹しながらもやや右肩上がりの状態となっており年平均で約2.2%の成長率となっている。また、今期の当期利益予想については前期比4.2%の増益となる見込みである。

当期利益の利益率について、過去10年の平均利益率は約9.9%となっている。

キャッシュフローについては、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が一度もなく、キャッシュフロー的には非常に安定していると言える。

配当については、やや右肩上がりの状態で今期は1株:127円の配当予定である。

利益の質

利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)の状況は、以下の通りである。

  • 2020/03月決算 当期利益:5,231百万円 営業CF:8,583百万円
    →アクルーアル:△3,352百万円
  • 2021/03月決算 当期利益:3,962百万円 営業CF:7,343百万円
    →アクルーアル:△3,381百万円
  • 2022/03月決算 当期利益:4,224百万円 営業CF:6,441百万円
    →アクルーアル:△2,217百万円

過去3年の状況をみると、毎年アクルーアルがマイナスとなっていた。「パイオラックス」は、質の高い利益を生み出している企業であると言える。

「消費者独占型」企業を見分ける8つの基準チェック

株式投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、「消費者独占型」企業を見分けることができる8つの基準があると述べている。

「パイオラックス」について、『消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか』『多額の負債を抱えていないか』『内部留保利益を新規事業や自社株買戻しに自由に使えるか』は当て嵌まると考えているが、完璧な「消費者独占型」企業と呼ぶには難しいと思っている。

BPS成長率からの期待収益率

BPS成長率から算出すると「パイオラックス」は、10年後の株価は5,666.52円と想定出来る。想定通りであれば、1,810円で購入した「パイオラックス」株は年平均12.1%の収益率(配当除く)を叩き出してくれるはずである。

EPS成長率からの期待収益率

EPS成長率から算出すると「パイオラックス」は、10年後の株価は2,356.32円と想定出来る。想定通りであれば、1,810円で購入した「パイオラックス」株は年平均2.7%の収益率(配当除く)を叩き出してくれるはずである。

まとめ

久しぶりに世界トップシェアや国内トップシェアの製品を作っている会社の株を購入した。トップシェアの商品を扱っているだけあって、利益率もなかなか高い。「パイオラックス」は、もしかしたらある程度の「堀」を持っている企業なのかも知れない。

そういったことを想いながら、明るい未来を夢見ながら、この「パイオラックス」株を保有していきたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました