2020年に購入した小型株の国際計測器の評価損が止まらない、その理由と今後の対応を考えよう

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2020年度に購入した国際計測器(7722)が評価損が止まらない。日経平均は右肩上がり状態なのに、国際計測器は2020/12月末時点で評価損率:△13.83%、2021/2月末時点で評価損率:△14.78%と評価損がじわじわ広がっている。

国際計測器の購入時点の情報は、以下を参照して下さい。

国際計測器の2020/12月末時点、2021/2月末時点での状況は、以下を参照して下さい。

2020年度に購入した株の中で、国際計測器はダントツに成績が悪い。この成績の悪い株をどのようにするのか?国際計測器の状況確認と、今後の対応を検討したい。

国際計測器(7722)

2020/10/23に購入した国際計測器。購入した当初の状況は以下の通り。

  • 株価:846円
  • PER(予):9.8倍
  • PBR(実):1.08倍
  • ROE(実):14.43%
  • 配当利回り(予):4.7%

そして、現時点(2021/03/02)での国際計測器の状況は以下の通り。

  • 株価:722円
  • PER(予):16.9倍
  • PBR(実):0.94倍
  • ROE(実):14.43%
  • 配当利回り(予):3.46%

試験計測装置メーカー。ダイナミック型タイヤバランサーは世界トップシェア、シャフト歪み矯正機は国内トップ。

国際計測器のここ数年の株価チャートは以下の通り。

国際計測器のチャート

2020/11/5に発表された今期(2021/03月期決算)の業績予想の下方修正により、それに引きずられて株価も下落。修正内容は、営業利益・経常利益・当期利益について、赤字転落でないが前期比50%以上の大幅なマイナス。そして、配当も35円→25円と減配を発表。

業績の状況

前期(2020/03月期決算)は、売上・利益ともに増収増益。だが、今期(2021/03月期決算)の予想は、上記でも述べたが大幅な減益予想となっている。それに伴い利益率について、営業利益率・経常利益率ともに15%→9%、当期利益率も11%→5%と大幅に落ち込んでいる。

キャッシュフローについては、2014/03月期決算以降はフリーキャッシュフローはプラス状態であり、非常に安定感がある。

配当については、上記で説明した通り減配。

業績の落ち込み要因としては、新型コロナウィルス感染拡大による移動制限の影響が大きい。国際計測器では、製品の納入先が海外であることが多い。新型コロナウィルスにより、海外での検収等が行えず業績に大きな影響を与えている。

今後の対応

国際計測器の短期的には厳しいかもしれない。

だが、過去の財務状況や「ダイナミック型タイヤバランサーは世界トップシェア、シャフト歪み矯正機は国内トップ」という技術力。また、時価総額が103億円という規模の小ささ。

これらのことを考慮すると、波に乗れば株価はかなり上昇するのではと僕は考えている。それに、もともと国際計測器の会社の業績は結構デコボコしたものとなっている。一年単位で大きく凹んだとしても、あまり気にする必要はないように思える。

なので、短期的に株価が下落したとしても、しばらくは様子見をしたい。そして、非常に割安な状態まで株価が落ちれば勇気を出して買い増ししたいと考えている。

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