日経平均が7営業日連続で下落中である。7営業日連続で下落というのは、2019年5月以来ぶりの出来事らしい。
「国際的な原油の先物価格の上昇」「中国不動産大手・恒大集団の債務問題」「金融所得税率の引き上げ」など、様々なネガティブな理由で日経平均は下落しているらしい。
ちなみに2019年5月は、米中貿易摩擦の影響が日経平均が下落した大きな理由の1つとされている。
僕のなかで、2019年5月に日経平均は大きく下げたなという記憶が薄っすらと残っている。もしかしたら株式市場では、7営業日連続の下落というのはその程度のものなのかも知れない。
前日にも、日経平均が下げていたので海運で国内首位の「日本郵船」の株を購入した。
そして、今日は日経平均が7営業日連続で下落という2019年5月以来の出来事が起こったのだ。それを記念して、今日も株を購入したいと思う。
ニチリン(5184)
2021/10/5に以下の株を購入。
- ニチリン(5184)
1,790円で100株購入。
購入時のPER(予):7.2倍、PBR(実):0.67倍、ROE(実):6.93%、配当利回り(予):4.29%
自動車用ホースの専門メーカー、二輪車用ブレーキホースは国内トップ。
ニチリンのここ数年の株価チャートは以下の通り。
購入時のコメント
売上について、前期・前々期ともに減収であった。が、今期の2021年12月期決算は会社予想では前期と比較して約10%の増収となる見込みである。
純利益について、前期・前々期ともに減益であった。が、今期の2021年12月期決算は会社予想では前期と比較して約47%の大幅な増益となる見込みである。
純利益の利益率については、ここ5年は4.5~8.2%となっている。この利益率は、同業の自動車部品(独立系)の会社である「スタンレー電気」「ニフコ」と比較するとほんの少し劣る数値である。
キャッシュフローについては、ここ5年でフリーキャッシュフローがマイナスの年は1回だけであり、キャッシュフロー的には安定感が伺える状態である。
配当については、前期の2020年12月期決算では1株:60円→45円と15円の減配であった。だが、今期の2021年12月期決算では1株:45円→76円と大幅な増配となっている。
ニチリンはゴム製品業に分類されており、ゴム製品業全体の市場平均のPERは14.04倍となっている。ニチリンの現時点でのPER(予)は7.2倍で、ゴム製品業全体の市場平均と比較してまずまずの割安感が伺える状態である。
最後に
シェアが高い企業は、その業界で儲ける力がとても強い企業である。ランチェスター戦力の本や、僕の社会人経験からそう考えている。
ちなみにランチェスター戦力を説明した本のなかで、企業間における販売競争の優劣とシェア率(市場占拠率)を3つの数字で導き出している。
僕が株式投資する際は、できるだけ高シェアを誇る企業に投資するようにしている。高シェア企業ならたくさん儲けることができて、株価も上がると信じているからだ。
でも、僕の過去の投資先を見ていると高シェア企業でも株価が右肩上がりというものは意外と少ない。赤字を出すことはないけど、株価はイマイチという企業の方が多い気がしている。
僕が過去に投資した高シェア企業で「国際計測器」という会社がある。
この会社は、ダイナミック型タイヤバランサーは世界トップシェア、シャフト歪み矯正機は国内トップという実績がある。だが、株価はイマイチだ。
もしかしたら、株式投資には高シェア企業というだけでは株式投資の世界では儲けにくいのかも知れない。最近こうした考えになってしまうことがあるのだが、今回株を購入した「ニチリン」がこの考えを破ってくれると信じている。
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