投資をするなら利益を出している企業に投資をしたい。それも、長期間高い利益を生み出してくれる企業に投資をしたい。だって、たくさん儲けている企業はやっぱり魅力的だし、そのお金は回りまわって投資家に還元されるからだ。
では、長期間高い利益を生み出してくれる企業はどうように見つければ良いのだろうか?
その方法は「千年投資の公理」の本に書かれている。「千年投資の公理」の本では、長期間高い利益を生み出してくれる企業のことを「経済的な掘のある企業」と呼び、その見分け方を教えてくれている。
「千年投資の公理」の本では、経済的な掘のある企業の見分け方を簡単にシンプルに教えてくれているのだが、実際にやってみると難しい。僕の頭が悪いのが原因かも知れないが、現在の企業というのは事業が複雑で理解するのがどうしても困難だ。
でも、「千年投資の公理」の本には数字で経済的な掘のある企業の見分け方も教えてくれている。
その数字というのは、ROAなら金融業界以外で7%以上、ROEなら15%以上というものだ。この数字を叩き出している企業は、経済的な堀がある可能性が高いと「千年投資の公理」の本では述べている。
数字の中には信用できないものあるが、バカな僕でも企業を見る目がない僕でも、株式投資で儲けようと思ったなら、数字頼るのも悪くはない。そんな風に思ってしまう。
オリコン(4800)
僕が10年以上前に購入した銘柄のオリコン(4800)がある。
この銘柄は2016年からROAは7%以上で、ROEも15%以上をキープしている。そして直近の2022年決算では、ROAは21.49%で、ROEは26.07%とかなり高い数値を叩き出している。
そのおかげか、株価の評価益も現時点で約3倍と好調な成績だ。
このオリコン株だが、現時点のPER(予)は11.8倍とROA・ROEの値から見るとかなりお買い得に思える。
僕はオリコン株を買い増そうかと思う。だって、オリコンのROA・ROEの値は「千年投資の公理」の本では経済的な堀がある可能性がある企業となっているからだ。
オリコンにはヒットチャートに代表される「ランキング」情報など、価値の高い事業がある。だが、その事業の経済的な堀の深さが残念だが僕には理解できない。
やる気があれば他の企業が真似ることもできる事業だと思うが、真似されたときにオリコンにはどれだけの堀があるのだろうか?
ここ数年のオリコンのROA・ROEの値からは、それなりの堀があると思う。けれど確証が持てない。なので、オリコン株の買い増しを躊躇してしまう。
僕は多分オリコン株を買い増しせず、何でもない他社の株を購入するのだろう。そして、後悔をする。株式投資なんて、そんなもんだ。
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