投資、あるいは投資キャリアを成功に導くうえで、最良の土台となるのは本質的価値である。投資家は、買いを検討している資産にどれだけの本質的価値があるのか、しっかりと把握しなければならない。
「投資で一番大切な20の教え」より引用
(中略)
本質的価値を構成するのは、帳簿上の現金、有形資産の価値、その企業あるいは資産の現金化を生み出す能力、そしてこれらの要素が増大する余地である。
投資で成功しようと思うなら、本質的価値という考えは非常に重要だと思う。本質的価値が分からなければ、市場でつけている価格が高いのか安いのか分からないからだ。
僕は家を購入していない。今まで、ずっと賃貸で生活している。
「賃貸か持ち家」かの論争がよくあるが、僕が家を購入しない理由は、家の本質的価値がざっくりとでも算出できないからだ。ざっくりとでも算出できないものに、ローンを組んでまで購入する勇気は出ない。
やまびこ
僕は2022年は14銘柄の株を購入している。そして年末に、結果を確認してみると評価損益(配当除く)が6.3%であった。
全体をみるとなんとかプラスで終わったのだが、なかには大損している銘柄もあった。その銘柄の1つは「やまびこ」であった。
「やまびこ」は2022年2月に購入した銘柄だったのだが、年末時点で評価損が△18%となっていた。
2022年2月に「やまびこ」を購入したときの、株価指標はPER(予):6.4倍、PBR(実):0.79倍、ROE(実):11.66%と割安でROEも悪くない状態であった。売上も年平均で約7%の成長率であったし、当期利益も年平均で約9%の成長率を誇っていた。
このことから僕は「やまびこ」株の購入時に、「やまびこ」の株価は現時点で割安の状態で、かつ10年後には2倍くらいになっていると考えていた。
なので、年末時点で評価損が△18%となっていたけど持ち続けることにした。で、現在の「やまびこ」株の状態は評価損がなくなり、ほんの少しだがプラスとなっている。
この例は非常にうまくいったモノなのだが、本質的価値を分かって投資したときの成功例の1つだと思っている。
家もこんな風に、市場価格は2,500万円だが本質的価値は5,000万円とか分かればローンを組んで余裕で購入するのだが、まだまだ僕の知識では家の本質的価値が分からない。分からないうちは、僕は家を購入することはないだろう。
あと個人が住む家に関して、市場価格と本質的価値がかけ離れている物件というものは世の中にあるのだろうか?あったとしても市場価格は2,500万円で本質的価値は2,600万円とか、ちょっとだけ割安なものがあるだけじゃないのだろうか?
ちょっとだけ割安なものに関して、多大なローンを組む勇気も僕には持てない。
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