日経平均が大幅に下落していたので「ピジョン」に続いて「SANKYO」株を購入

株取引

2024/3/11は、日経平均は一時1100円以上下落して最終的には前営業日比868円45銭安の3万8820円49銭と大幅に反落して取引を終えることとなった。

日経平均が大幅に下落していたのでチャンスと思い育児用品で国内トップの「ピジョン」株を購入してみた。

でも、まだ買い足りない・・

ということで、パチンコ機製造メーカーの「SANKYO」株も購入することにしてみた。

斜陽産業と言われるパチンコ関連銘柄だが、借金ゼロで高利益率、そして低PERだったので十分勝負できると判断して購入した。この結果が正しかったのかは10年、20年後に確認してみたい!

SANKYO(6417)

2024/3/11に、1,674円で100株購入。

  • SANKYO(6417)
    大手パチンコ機製造メーカー。
  • 購入時の株価指標
    PER(予):8.8倍、PBR(実):1.45倍、ROE(実):16.26%、配当利回り(予):4.81%、自己資本比率:84.3%

業績の状況

売上については、ここ最近は下落傾向気味だったが新台販売が好調で2021年を底に復活してきている。当期利益についても凸凹が目立つが2021年を底に大幅に復活してきている。また利益率について他のパチンコ機製造メーカーよりも高い利益率を誇っており、ここ10年の平均粗利率は13.0%となっている。

キャッシュフローについて、過去にフリーキャッシュフローがマイナスの年は少なく安定感が伺える。利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)を見ても、まずまずの質の利益を生み出している会社と言える。

配当については、ほぼ一定であったが2024年度からは大幅な増配(1株:50円増)を予定している。

損益計算書の確認

「SANKYO」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?損益計算書を確認してみた!!

粗利率も幅はあるがここ10年で43~58%となっており良い粗利率を誇っている。販管費率も幅はあるがここ10年で36~79%とまずまずといった感じである。また支払い利息はここ数年はなく、ここ数年は特に高い収益を挙げている。そして利益率も高い水準となっている。

借金がなく、高い利益率のいい商売をしていると感じる損益計算書であった。

貸借対照表の確認

「SANKYO」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?貸借対照表を確認してみた!!

全負債を返せるほどの現金を持っており抜群の安定感が伺える。また、生産設備に過剰な投資も見られなく長期借入金がゼロなのも安定感に拍車をかけている。

ただここ数年で棚卸資産が急増しており売上の増加による急増だと思われるが、もしかしたらゴミ在庫になる?気にはなる。

また売上高に占める売掛金の割合をみると、同業種の「平和」に比べると高い比率となっている。もしかしたら「平和」の方が競争の優位性をもつ企業なのかも知れない。が、PERの掛け率と高い自己資本比率の安定感から現時点では「SANKYO」を優勢だと判断している!

まあ「平和」の株は持っているので、両方とも伸びてくれることが僕にとっては嬉しい結果となる。

キャッシュフロー計算書の確認

「SANKYO」について、企業の優位性はどのくらいあるのか?キャッシュフロー計算書を確認してみた!!

ここ10年で利益の約20%を資本的支出に充てている。かなり低い割合だと思っており、いい商売だなと感じる。また、金額の多寡はあるがほぼ毎年自社株買いを続けていることも株主にとってポイントが高い。

今後の株価予想

「SANKYO」のEPS成長率から10年後の株価を予想してみた。

  • 10年後の株価:3,735円
    (過去9年の業績からEPS成長率:8.6%、PER(過去2年間の平均):9.7倍の想定で算出)

また、「SANKYO」のBPS成長率から10年後の株価を予想してみた。

  • 10年後の株価:2,359円
    (過去3年の業績からBPS成長率:4.8%、PBR(過去2年間の平均):1.11倍の想定で算出)

まとめ

斜陽産業と呼ばれるパチンコ関連銘柄を購入することは無謀だったのだろうか?

でも「SANKYO」の財務諸表を見ると、借金もなく高い利益率をほこり、利益を稼ぎ出すために多大な投資を必要としないことが分かった。

競争激しい人気銘柄よりも斜陽産業で低PER銘柄の「SANKYO」の方が勝負出来る!と判断して株を購入してみた!!

「多くの人と違うことをするのが株式投資」そんなことを言っていた人がいたと思うのだが、この判断が正しかったかどうかは長い目で確認していきたいと思う!!

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